2022.12.07
折り紙遊びを積極的に行いましょう!
折り紙は世界に誇れる日本の伝統文化の一つです。
その源流とされる「折形」という紙包みの礼法は
平安時代に始まりました。
「折形」は神様のお供え物や儀式の室礼飾りのために用いられ、
室町時代には武家の礼法として重んじられました。
丁寧に仕上げられた折り目の美しさは、
神仏や自然に対する畏敬の念や、
人様に対する感謝、尊敬、愛情、謙虚さなどの
心を形にしたもので、現代の折り紙の芸術的な伝統美につながっています。
江戸時代には「礼法の折形」とは別に庶民の間で「遊戯折り紙」が広まり、
現在に至るまで楽しい遊びとして受け継がれています。
みなさんは、折り紙が単なる遊びだけではなく、
子どもの知育においても効果をもたらしているのをご存じですか。
昨今、ゲームや多機能玩具などが普及し、
折り紙遊びをする子どもが減ってきました。
しかし、折り紙のようなアナログでシンプルな遊びこそ、
子どもたちの考える力を引き出し、創造性や思考力を育み、
脳に良い刺激を与えていけるものなのです。
ここでは、折り紙がもたらす知育効果についてご紹介します。
✿『集中力・忍耐力が育まれる』
折り紙の作品をつくるには、手順通りに完成まで
集中して折り続けることが大切です。
わからない箇所がでても問題解決をしていくことで、
忍耐力も育まれます。
✿『想像力・創造力・思考力を養える』
最初は教えてくれる人や本の手順に従いながら折っていきますが、
慣れてくると手順を記憶し、完成形を想像しながら
一人で進めていけるようになります。
また、折り紙の色や柄は様々で、
選び方によって作品のイメージが変わり創作意欲もわきますし、
教本の図形から立体を再現していくことで空間認識力も養われます。
折り紙は子どもが楽しみながら思考をめぐらせ遊べる
優れた知育教材なのです。
✿『手先が器用になる』
美しい作品を作るには、紙の端と端を綺麗に折り合わせ、
紙を折る際に上手な指運びを意識しなくてはなりません。
徐々にコツをつかんでいくことで手先は器用になります。
✿『コミュニケーション力を育む』
折り紙は年代や言葉が違っても人と触れ合っていける手段の一つです。
実際に海外交流の場にも使われています。
他にもお見舞いの千羽鶴に祈りを込めたり、
季節の行事に折り紙を作って飾ってみたり。
折り紙を通して日本の歴史を感じ社会性も学べます。
折り紙一つで、これだけの効果が期待できます。
日本が誇れる伝統文化で優れた知育玩具です。
ぜひご家庭でご一緒に楽しんでみてください。
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