2022.12.06
「ほめることが大切」
親の愛がうまく伝わらず、子どもの様子がおかしいときがあります。
叱れば叱るほど子どもの様子はおかしくなります。
こんな時は子どもを変えようとせず、親が変わることが大切です。
子どもは親自身の姿を映す鏡です。
子どもの今の姿は親が育てた姿です。
叱ることをやめて、1週間くらい徹底的にほめて育ててみます。
お母さんがいつも明るく、優しく、一家の太陽で、
子どもに、いつもお母さんは自分の味方だと
思わせることに成功すればよいのです。
「おはよう」が上手に言えた、
着替えが上手にできたなど、
1日50以上のほめ言葉を子どもに浴びせると、
子どもの態度がたちまち変わってきます。
欠点は欠点としてそのまま受け入れ、
良い点だけをほめると、いつの間にか長所が多くなり、
欠点は次第になくなっていきます。
「子育ては、ただほめること。行儀よく食べたらほめる。
絵を描いたらほめる。ちょっと片付けを手伝ってくれたらほめる。
ただそれだけでよい」とまで言われています。
ほめられることこそ人間が求めているものであり、
人はそれを手にするためには努力を惜しみません。
ほめることと同様に、大切なことは子どもの気持ちを理解してあげること。
親が一方的に話しかける育て方では、子どもの心は満たされず、
子どもは自分が愛されているとは感じません。
反対に、子どもの言うことをよく聞いてやり、
子どもの心の動きを分かってやってこそ、
子どもは自分が理解され、認められ、愛されていると思うものです。
子どもの気持ちを十分に引き出すには、【やまびこ法】を使うと良いです。
子どもが何か言ってきたら、
「何よそんなことくらい我慢しなさい」などと頭ごなしに言わず、
子どもの身になって子どもの気持ちを理解してあげます。
<やまびこ法の例>
子ども:ママ、お兄ちゃんが悪いの。
お母さん:そう、お兄ちゃんが悪いのね、お兄ちゃんが何をしたの?
子ども:お兄ちゃんが私をたたいたの。
お母さん:お兄ちゃんがあなたをたたいたのね。どうしてたたいたの?
とやまびこのように子どもの発した言葉を受け止め、
返しながら問答していきます。
やまびこ法で対話するよう習慣づけると、
子どもがきちんと自分の気持ちを順序だてて言う習慣が身につきます。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案、内向的、なんでも人のせいにする、
自分が正しく人が悪いと言う、叱るとすねるなどの性格は、
親の愛情が正しく伝わっていない姿かもしれません。
それらはどうしようもないものではなく、
親の深い愛があれば取り戻せます。
まずは気になるところもそのまま受け止め、
ほめることをやってみましょう。
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