2022.04.28
子育ての三種の神器って?
代々の天皇が即位する際に、伝承される三つの宝物。
八咫鏡(やたのかがみ),草薙剣(くさなぎのつるぎ),八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を
三種の神器といいますよね。
あるいは、高度経済成長期では、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が
1960年代では、カラーテレビ、クーラー、自動車が、
豊かさの象徴として、三種の神器と言われたこともありました。
本日のお話は、子育てにおいての宝物、あるいは神器というべき、
三つの大切なことについてです。
「子育て三種の神器とは?」
1つ目は、「愛」です。
子どもが親の愛を受け取ってるかどうか、
親が子どもに充分愛を伝えているかどうか、
それがポイントになります。
2つ目は「厳しさ」です。
ただ厳しいだけでは、子どもはうまく育ちません。
そして、厳しさのない愛はただの溺愛です。
時々、私は絶対に子どもを叱りませんと言われる保護者さんがいますが、
よく聴いてみると、子どものわがままに手を焼いている
というのが普通です。
「愛」に「厳しさ」の両方がとても大事なのです。
充分愛を伝えた上で、厳しさをちょっと加えたら
子どもの態度が直ったという話をよく聞きます。
小さい頃に親の厳しさを知らずに野放図に育てていると、
ガマンできない子に育ってしまい、
やがては親の言うことを聞かなくなります。
全然叱らないで、上手に育てている方も、
ここぞというときに厳しく叱って下さい。
3つ目は「信頼」です。
どんなことがあっても、信頼して育てる。
信頼関係の基本は、
「あなたがそこにいるだけで、ママもパパも幸せなのよ」
と言えることです。
口先だけでなく、本当に心からそう思っていることです。
“親も楽しい、子も楽しい”という子育てがいちばんうまくいきます。
ある調査では、日本の親が子どもにかける言葉の70%が、
攻撃的な言葉かマイナスの内容だといいます。
親がガミガミ叱り小言を言っていると、
子どもは言うことを素直に聞かなくなります。
子どもにも防衛本能があり、小言ばかり言われていると、
聞きたくないと自然に耳を塞いでしまうのです。
小言が頭に入らないだけでなく、
学習することも頭に入らなくなります。
一方、親から存在を認めてもらい、ほめられ、
そして信頼されながら、素直に育てられた子どもの頭には、
親の言うことが、なんの抵抗もなくスイスイ入っていきます。
よく学ぶ子の特徴は、とても素直に育ってるということです。
子育てが難しいと感じていませんか?
それは、親の愛がうまく子どもに伝わっていないために、
子どもの様子がおかしくなっているのです。
子どもを変えるのではなく、親が変わればいいのです。
まず、叱ることを一切やめて、1週間徹底的にほめてみるといいですよ。
今日も元気に起きられたね、朝ごはん残さずに食べられたね、
きちんと歯磨きできたね、などほめるところはたくさんありますよね。
子どもに、いつも親は自分の味方だと思わせることに成功すればいいのです。
たくさんほめて、素直な子どもに育てていきましょう。
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