2022.03.23
子どもをその気にさせる声かけのコツ!
今日はお子様への言葉がけの重要性について、
お話させていただきたいと思います。
日常の生活を振り返ってみましょう。
何気なくお子様に言っている言葉は、
どんな言葉がけでしょうか?
「これをしなさい」
「〇〇してはいけません」
「早くしなさい」
などと言っていないでしょうか?
これらは、いわゆる命令語です。
保護者様が何気なく使っている命令語や禁止語は、
実は、お子様の心を閉じさせる言葉になってしまいます。
日常生活の中で、一番多くお子様と接している保護者様が、
そのような言葉を言い続けていたらどうでしょう?
お子様の心は次第に固く閉じてしまうのです。
逆に固く閉じてしまったお子様の心を開かせる、
子どもをその気にさせる魔法の言葉があります。
それは、「依頼語」です。
お子様にかける言葉は常に命令語ではなく、
「依頼語」がいいのです。
例えば、ご自身のお子様が部屋の中で元気いっぱい遊び、
窓を割ってしまったとします。
どんなお声をかけますでしょうか?
「毎日お母さんが言っているでしょう。お部屋の中では暴れないでって。
だから窓が割れたのよ。割ってどうするの。修理代が大変でしょう」
と言うようなものです。
このように強く叱責されると、お子様の心はギュと閉じてしまい、
頭が真っ白になり、何も考えられなくなってしまうのです。
これを、次のように置き換えて言ってみましょう。
「あらあら、窓を割ってしまったのね。これを修理するのは大変なのよ。
修理代がかかるのよ。お金がたくさんかかって大変なのよ。
だからお部屋の中では暴れないでね」
と穏やかな言葉で伝えましょう。
このような依頼語でお子様に伝えると、
お子様は自分が悪かったと反省する気持ちと同時に、
人の心を思いやる気持ちも育つのです。
依頼語は言葉の語尾に「ね」をつけることが重要です。
依頼語はお子様の心を開かせ、人のことを思いやる心を育てるのです。
ぜひ一度試してみてください。
「〇〇ちゃん、ちょっとお母さんを手伝ってくれない?」
と言って、お子様にできる何か小さな用事を頼んでみてください。
命令語では動かないお子様が、依頼語で接することで
気持ちよく動いてくれるものです。
なぜなら、依頼語は相手を尊敬する心から発する言葉だからです。
そして、保護者様が依頼したことをしてくれた時は、
絶対に忘れることなく、お子様を抱きしめ
「お母さんを手伝ってくれてありがとう。
優しい〇〇ちゃんが、お母さんは大好きよ」
と言ってあげましょう。
そうすることで、子どもは
「自分は認められている、お母さんに感謝されるのに足る人間なんだ」
と感じ、自己の存在感を確認することができるのです。
すると、強い存在感を持ったお子様に育つことができるのです。
大切なことは常に言葉の語尾に「ね」をつけることです。
ぜひ実践してみましょう。
七田式の無料体験レッスンのお申込みは👇