2022.03.20
学習の基礎となる読解力
今日は読解力についてお話させていただきます。
「読解力」とは文字の通り、「読んで理解する力」のことです。
読解力は国語はもちろん、すべての科目の基礎となります。
例えば、算数の計算が得意でも文章問題で何を問われているのかが
理解できなければ、問題を解くことはできません。
これは算数だけでなく、英語や理科、社会など、すべての学問にいえることです。
お子様の読解力が育ちはじめて、計算力や英語力が活かされる
と言っても過言ではありません。
幼少期から読解力を育てることが大切になります。
お子様の読解力は保護者様の働きかけにより、飛躍的に伸ばすことができます。
また、読解力が育つと、知識が豊富になるだけではありません。
文章問題を解くのに、普通は4分から5分かかる問題を
数分の時間で読めたとします。
すると、余った時間で次の問題に進んだり、自分の解答を確認したりできます。
このように、読解力が育ったお子様は、時間を有効的に活用することができるのです。
では、どのような働きがけをしたら、お子様の読解力が育つのでしょうか。
書店には読解力の問題集が多く売られていますが、
これらの問題集を買ってきて解かせるよりも、とても手軽で、
親も子も一緒に楽しめる方法があります。
それは、絵本の読み聞かせです。
1日15分~20分程度で良いので、夜寝る前など、毎日、
お子様に絵本を読み聞かせてあげましょう。
このとき、お子様の好きなキャラクターが描かれた絵本にすると、
短時間でも、毎日続けることで、文字に親しみ「読解力」の優れた子どもに成長します。
また、平仮名が読めるようになってきたら、音読、さらに、黙読をしてください。
保護者様が読んでくれなくても、自分で本を読むことができるようになることで、
「読む力」が伸びてきます。
お子様がどうしても絵本読みを嫌がる時や小学校入学前後のお子様には、
漫画を読ませることも、文字に興味を持つ良いきっかけになります。
お子様は自然と読書好きに成長していきます。
そのためには「本は楽しい」「おもしろい」という体験を持つことが大切です。
お子様が興味のあるものの本を読んであげたり、いつでも手の届く所に置いたりして、
読書に対する好奇心を伸ばしていきましょう。
多くの本を読むことで、「読む」ということが苦にならなくなると、
読んだことが頭で理解しやすくなります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。