2022.02.20
読解力を育てましょう
今日は読解力の大切さについてお話させていただきます。
読解力は、学習の基礎となり、コミュニケーション力とも関りが深いものです。
「読」んで理「解」する力が読解力です。
読解力は国語の学習だけに必要な力ではありません。
テストのとき多くの教科にも問題文がつきものです。
この問題文を正確に読み理解しないと、正確な解答を導き出すことはできません。
大切なことは、低学年の頃から、お子様の読解力のチェックをすることです。
①計算問題や漢字の問題は得意だが、文章題や読解問題は苦手。
➁問題文をよく読まず、理解したつもりで、すぐに問題にとりかかる。
③何度も問題文を読み返している。
④考える時間が長く、なかなか答えられない。
⑤日頃、本をあまり読まない。
5つのチェックの中で、一つでも当てはまる項目があるようなら、
問題文を正確に理解できていない可能性があります。
読解力は全ての教科の学習の基礎となり、中学生以降においては、
ますますその力が問われます。
また、共感する、伝達するなど、コミュニケーション能力とも関りを持っています。
まずは、読解力の向上に挑戦してみましょう。
トライ①「読書を活用」
苦手意識を持たせないよう、低学年のうちは簡単な内容のものにし、
その子の力に応じ、内容を充実させていきましょう。
また、お子様の興味のあるジャンルの本もよいのですが、内容が偏ってしまうと、
一定のジャンルの文章しか読めなくなることもあります。
幅広い分野からまんべんなく、保護者様が読んでほしい本も取り入れながら、
与えていきましょう。
トライ➁「イメージの使用」
文章を読むときは、イメージをすると、より具体的にとらえることができます。
たとえば、算数の文章問題が出たら、その場面を、目を閉じイメージさせたり、
自由帳に絵や図で描かせたりしてみましょう。
このように、イメージしてから答えを考えると、
よりスムーズに問題を解くことができます。
読書やイメージを使用した取り組みは、繰り返し行い、
読解力アップにつなげて行きましょう。
読解力をアップさせるステップをお伝えします。
①読み聞かせ
本に親しみ、内容を「理解する」力を育てる。
自分で読むことが苦手なお子様の最初のステップです。
➁音読
文章を声に出して読むことで脳が活性化し、理解力などもアップします。
保護者様と交互に読むことをお勧めします。
読み終えたら、「どんなお話だった?」とストーリーをまとめさせます。
また、「どう感じた?」などと質問をし、お子さまの考えや感想を整理させ、
読み解いたことを述べさせることが重要です。
読解力はこれからの学習や、お子様が社会に出てからも必要となる力です。
本を利用したり、イメージを利用したりして伸ばしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。