2022.01.07
「拡散思考を育てよう」
拡散思考というのは答えが一つではなく、
一つの問いに対して答えがいくつも考えられるという問題です。
普通は答えが一つ。これは集中思考です。
拡散思考は人が考えつかないようなことを考える能力です。
本日は、この「拡散思考」についてのお話です。
例えば『コップの使い方をできるだけ考えなさい』という問題。
コップですから、「水を飲む」は誰でも考えつきます。
でも、コップは他のことにも使うことができます。
「お米をはかる」
「一輪挿しを立てる」
などは拡散思考です。
コップの使い方だけでもいろいろあるわけです。
少なくとも10ぐらい答えを考えさせましょう。
こんな問題を子どもとやってみましょう。
「新聞紙の使い方をできるだけ考えなさい。」
「鉛筆の使い方をできるだけ考えなさい。」
形を使った取り組みとしは、
正三角形を4枚1組△△△△、子どもに与えて、
色々な形を出来るだけ作らせます。
どこか1点、または1辺が必ずくっついていること。
立体的なものまで考えられる子は拡散思考の強い子です。
同じように「マッチ10本で色々な形を作らせる。」
というのもやってみましょう。
他にも、
『「ま」の字の付く言葉をたくさん言いなさい。』(まめ、まっち、とまとetc)
『「ん」の字のつく言葉をたくさん言いなさい。』(きりん、とんぼetc)
といった文字に関するものや、
『1・5・7・9の3数字を使って2桁数をたくさん作りましょう。』
『あなたの知っている果物の名前を出来るだけたくさん言ってみよう』
『白くて食べられるものを出来るだけたくさん言ってね。』
『お財布とお金はどんな仲間?そう、入れるものと入れられるものね。
それではそのように、入れるものと入れられるものを出来るだけたくさん言ってね。』
というようなものです。
答えがいくらでも考えられるもの、
いろいろと想像させて考える、拡散思考をぜひ行ってみましょう。
そしてなによりできるだけ多くの問題を考えて下さい。
このこと自体がよい拡散思考の訓練にもなります。
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