2021.12.21
「季節感」を育もう!
日本は世界の国々の中でも四季の変化が大きく、
はっきりとした特徴がみられます。
人々は四季折々の美しい景色に魅了され、
旬の美味しい食べ物を味わい、
伝統的で神秘的な行事を行い、
海外にも誇れる日本文化を築いてきました。
皆、幼い頃から家族や身近な人達と一緒にその文化に触れながら、
「季節感」を自然と養うことができました。
しかし、昨今は冷暖房設備の普及により、
いつでも快適な暮らしができるようになり、
スーパーに行けば季節と関係なく
大抵の食材が手に入ります。
日本の行事よりも海外から入ってきた
ハロウィンやクリスマスが大きく取り上げられ、
日本的な季節の室礼は簡素化されています。
核家族化が進み、都市部では祖父母のような
昔話をしてくれる高齢者も少なくなりました。
こんな状況ですから、今の子供たちに季節の移ろいを
感じてほしいというのも無理があります。
ですから、ご両親には意識的に、
子どもたちが「季節感」をイメージできるような
取り組みをしてもらいたいのです。
野山の美しさ、鳥や虫の鳴き声、
行事食や旬の食べ物の味など、
「季節感」を育むというのは五感を使います。
子どもが美しいもの、美味しいもの、
楽しいことに感動すると「情操」を養います。
心が豊かになり、想像性や創造性を高め、
道徳的な意識を養うことで、「人間力」を育みます。
さらに、「季節感」を知っている子は、
学校での学習の理解力も向上します。
国語では、詩や俳句の季節から情景をイメージでき、
理科では、季節による動物の活動や植物の成長に
興味を持てるでしょう。
ご家庭でも、子どもと体験したことを振り返り、
知識を身につけ「知ってる」「やったことある」
という記憶をインプットして、
その後の学習への意欲につなげてあげてください。
買い物中も、季節の食べ物に気を配り言葉にしてあげましょう。
お友達に年賀状を書くと干支にも興味が出ます。
昔の写真や資料などを見ながら、
伝統的な季節の行事について家族で語ったり、
お子様と一緒に、部屋の飾りを手作りしたりするのもいいですね。
家族と過ごすひと時の会話の中から、
子どもたちは沢山の事柄を知っていくでしょう。
家族と体験することは、手や心のぬくもりが感じられ、
子どもたちの楽しい記憶としてインプットされていくはずです。
子どもの季節感を育みましょう。
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