2021.11.05
「3歳までの子どもは言葉を右脳で学ぶ」
本日は、「言葉」の獲得についてお話していきます。
一般に、言語は左脳で学ぶのもとされています。
ところが、実際は言語は左脳学習と右脳学習があるのです。
言語は左脳に優位があるのですが、
右脳学習の重要さも見落としてはいけません。
言語は左脳学習と右脳学習が連動することによって完全なものになります。
幼児ははじめは意味もわからずに、
大量の言葉を右脳にインプットしていき、
同時に左脳に右脳のイメージと結びつけて、
言語を理解し記憶しながら、
左右の脳の連動を可能にしていきます。
6歳を過ぎると左脳がほとんど優位に働き、
右脳の働きを抑えるので連動運動ができにくくなります。
言語の学習における右脳に働きと左脳の働きを、
はっきりと認識しておくことが必要になります。
左脳の学習法は部分から全体へ積み上げていく積み上げ方式で、
意識的に学び、理解と記憶を求める方法です。
左脳はこうして学んだことを直列方式で処理する機能を持ちます。
それに対して、右脳学習法は記憶することや理解を求めず、
無意識に大量にインプットすると、
右脳はこれをまるでコンピュータのように
並列方式で処理する機能を発揮します。
全体から部分へと、左脳とはまったく逆の入り方をします。
言葉の学習にはこの右脳のコンピュータ処理機能が
加わらないといけないのです。
ここがわかると、語学の習得まったく違った成果を得るでしょう。
このことを英語学習を例にとって考えてみましょう。
英語の学習には、CD等による音声を大量に聞くことが必要です。
ところが、私たち大人が英語の音声を聞くとき、どのようにするでしょう。
まず、書かれた文章を読み、音声を聞きながら内容を理解し、
記憶しようとするでしょう。
この学習法を行うと左脳が働いて、
右脳が動けなくなります。
この逆を行えばよいのです。
音声を聞いても理解しようとせず、記憶しようとせず、
ただくる日もくる日も聞き流せばよいのです。
英語の音声をくる日もくる日もBGMのように大量に聞き流していると、
3カ月を過ぎたころ、ある日突然英語が聞き取れるようになることを体験します。
これが右脳学習法です。
6際を過ぎ左脳が優位になっている場合でも、
上記のように右脳学習法を取り入れることができます。
0歳~3歳の子どもは右脳が全開になっていますから、
ひたすらインプットをすることで、
母国語をやすやすとあやつるようになるのです。
理解・記憶を求めないがポイントです。
日々のフラッシュカードによるインプット、
CDの聞き流しによるインプット、
絵本の読み聞かせによるインプットなどを、
継続して行っていきましょう。
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