1. 子どもの自主性を育てるには?

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2021.06.01

子どもの自主性を育てるには?

子どもの自主性を育てるには?

自主性のある子どもに育てたいと願う親御さんは多いかと思います。

では、自主性とはいったい何なのでしょうか。

親御さんの子育てに関してのお悩みの中で、

「子どもが自分で片づけをしない。」

「自分で身支度をしない。」

「自分から勉強しない。」

といったものがあります。

この「自分で」を自主性のあることと

イメージされがちですが、

見方を変えると、親がやってほしいことを

やってくれることとも言えます。

 

本来の自主性とは、自分のやりたいことを見つけ、

それに向かって努力し、実現しようする行動力のことです。

片づけや身支度などの生活習慣的なものは、

親御さんが自ら手本を見せてあげて、

一緒にやってあげながら、上手に出来たところを

ほめつつ取り組むうちに、徐々に出来るようになっていくものです。

 

では、子どもの自主性を育てるには、

具体的にどのようにしたら良いのでしょうか。

子どもは本来、好奇心が旺盛で、

いろいろなものに手を出しやりたがるものです。

ただ、その姿は大人からすると、

何とも不安定で危なげに見える時が多々あります。

そんな時、親御さんがとってしまう行動として、

先に手を出してしまう、

または「あなたにはまだ無理よ。」

と言って、子どもの行動を制限してしまうことがあります。

たしかに、危険なことや、人に迷惑をかけてしまうことは、

しっかりとやめさせることは大事です。

けれどもそうでないならば、まずはお子さんが

興味をもったことや、やりたがることを応援してあげてください。

それが自主性を育てる第一歩です。

 

お子さんの年齢が進むにつれて、

興味のあることや、好きなものの傾向がわかってきます。

もし、お子さんが動物が好きならば、

図鑑を与えてあげたり、動物園に連れていってあげる

などの実体験を積ませてあげると、興味の幅が広がっていきます。

自分の好きなことを、親も応援してくれているとわかると、

より一層好きなことに関しての知識を増やしていくのです。

 

子どもは時に、以前は興味を持っていたことに

飽きてしまうことがあります。

親御さんにしてみれば、

「前は好きだったのに、なんですぐに飽きるの?」

と言葉をかけてしまいがちになりますが、

子どもとは本来、いろいろなものに興味を抱く、

好奇心が旺盛なものなのです。

ですから、次の新たな興味が出てきたときは、

またそれを応援してあげてください。

そして、様々なことにチャレンジしていくにつれて、

本当にやりたいことに巡り合えるのです。

 

子どもは生まれながらに、豊かな才能と自主性を持っています。

その才能を信じて、暖かく見守ることが、

自主性を伸ばすうえでとても大事なことです。

かの有名なフランスの皇帝であったナポレオンが

「子どもの運命は、つねにその母がつくる」

と言ったと伝えられています。

ついつい言ってしまいがちな、

「ダメ」という言葉は、お子さんのやる気や自主的な行動を

摘み取ってしまいます。

親御さんは、お子さんの夢の橋渡しをしてあげられる存在でいたいものですね。

 

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