2021.05.21
右脳と左脳の働きの違いとは?
本日は、人の脳についてのお話しです。
一般的に、天才とか、芸術的な才能がある人など、
右脳が優れている、というようなこと耳にされたことあると思います。
あるいは、左利きの人は、天才肌が多いなど。
改めて右脳と左脳について見ていきましょう。
人間の頭脳は左脳と右脳のふたつに分かれていて
それぞれ働きが違います
左脳は意識脳で 言語で操作される頭です。
言葉で考え、言葉で記憶し、言葉で情報を伝える頭です。
それに対して、
右脳は無意識脳で、イメージで考え、イメージで記憶し、
イメージで情報を伝えます。
通常、人は左脳の言語脳を働かせており、
右脳のイメージ脳はほとんど働かせていません。
イメージ脳について、柳澤 佳子さん(早川文庫)は
次のように書いています。
「ああ 何ということであろうか、私の視野イメージは
現実の世界と同じようにはっきりして、
鮮やかに彩られている。
けっしてあいまいな影のようなものではないし、
迅速に過ぎ去っていくものではない。
そして、どんな視野イメージでも望めばいつでも、何の努力もなしに
頭のスクリーンいっぱいに映し出されるのである。」
このように右脳の記憶は、思い出そうとすることが、
いつでもはっきり映画のように目の前に見えてくる記憶なのです。
右脳の開いた人はこのように何かを思い出す、
何かを考えるといった時に、目の前にはっきりイメージがみえてくるのです。
でもたいがいの人は左脳が主に働く頭なので、
このような事実を知らないでいます。
左脳の記憶は言語性の記憶です。
右脳の記憶はイメージ性の記憶です。
左脳の記憶と右脳の記憶が勝負をしたら、どちらが勝つでしょう?
言うまでもなく右脳の勝ちです。
3〜6歳の子どもにトランプの神経衰弱を教え、
毎日親子で神経衰弱をしてみましょう
大人は言語性の左脳の記憶を使うので、
「あそこにA、その下に10、こちらに3、その斜め上に8」
というように言葉を使って覚えます。
ところが子どもはまだ右脳のイメージ記憶が働く時期にいるので、
その場面を写真を写したように記憶し、
しかもその記憶をイメージで再現できるのです。
だから勝つのはいつも子どもなのです。
ぜひ、やってみてください。
前出の柳澤佳子さんはその能力を次のように書いています。
「例えば去年の私の誕生日のパーティーに誰がどのような服装で、
プレゼントをどんな色の紙に包んできたか、
その包みの中から何が出てきたか、
どんな花が飾ってあったか、
そしてテーブルの上の食器から中に盛られているものまで、
すべて一枚の絵となって鮮やかに記憶されている。
その絵は時間経過をも記していて、
映画のように動かすこともできる」
これが右脳のイメージ記憶なのです。
右脳のイメージ記憶は、幼児なら誰でも持っているのです。
それを幼児の頃から引き出しておいてあげましょう!
すると大きくなっても、写真記憶ができる能力を育てることができます。
幼児期は、たくさんの可能性がある時期です。
ご家庭でのお子様との時間を大切に、働きかけをしてあげましょう。
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