2021.04.25
生きる力を育てるには
今日はお子様にとって大切な、生きる力についてお話させていただきます。
私たち人間が社会で生きていくために大切なことに「社会性」があります。
常に相手の気持ちを汲み取り、その場の状況を読む力。
つまりは周囲の人と、波長を合わせられる力。
それが「生きる力」です。
では、生き抜くために大切な「社会性」とは、それは他者とのコミュニケーションを
うまく摂ることができる力です。
お子様にとって、最も身近な他者はお母さまです。
他の家族がいようとも、触れあうことの多いお母さまとの関係がお子様にとって、
人間関係のスタートとなります。
そこで大切なのが、保護者様の愛がお子様にどのように伝わっているのか、
ということです。
人間関係の根本は「愛」です。
相手の気持ちを汲み取ろうとする思い、それは、相手に対する愛がなければ
できないものです。
そして、お子様が愛し方を教わる先生が保護者様なのです。
保護者様から十分な愛情を受け取り成長したお子様は、
他の子どもに対しても愛情を示すことができます。
保護者様の愛が伝わり、外の世界とかかわりを持とうとしたとき、
何が必要なのでしょうか?
私は、「挨拶」と「返事」ではないかと思います。
言葉が話せるようになったら、この二つは必ずできるように教えていきましょう。
初対面であれば、特に第一印象が大切です。
笑顔で明るく挨拶や返事をしてくれる人と、不機嫌そうな顔で挨拶もしない人、
あなたならどちらと関わりたいと思いますか?
「挨拶」と「返事」、この二つを笑顔でできるだけで、大人から子どもまで、
多くの人に親しみを持ってもらえます。
特に目上の人にはかわいがってもらえます。
困ったときに、周りの人が自然と助けてくれるような人物に育てる、
つまり人望のある人物に育てることは、親としての役割でもあります。
勉強でお子様が困らないように基礎学力をつけること、
素質を高める教育を行うことも大切ですが、社会性を育てることも大切なのです。
社会性を育てるためには、何より経験が重要です。
お子様の将来を考えると、何より自立させること、つまりは、親がいなくとも、
お子様が生きていける力を育てるためには、後片付けができること、
食事の後には茶碗を片付けるなど、生活の面でも少しずつ
できるようにいていくことが大切です。
そのためには、自分のことは自分でできるように、お手伝いをさせるなどして、
経験をつませていきましょう。
私たち人間は、いくつになっても、経験したことのないことはわからないものです。
何よりも実際に身をもって体験しなければ、どのような動きなのかわかりません。
大人でもしたことのないことはわかりません。
だからこそ、お手伝いで実感させることで、深い理解をさせることができるのです。
多くのことを経験させること。
お子様にとって、家庭が最初に触れる学びの場であるということを
忘れないようにしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。