2021.03.31
自分で考えられる子を育てましょう!
最近の小学生の授業で、大切だなぁと感じる事が、
二つあります。
一つは、【他人の話をしっかり聞く事】、
もう一つは、【自分で考えること】の必要性です。
何か質問をされたときに、
自分でいろいろ考える前に、
「わかりません」
と、すぐにあきらめてしまう。
「家に帰ってお母さんと考えます」
と、誰かに、助けて貰えばいいという甘え。
でも、そういった子に限ってプリントは、よくできるのです。
漢字が書ける事や、計算が速く出来る事は、
勿論素晴らしいことですが、
それ以上に、これから先の、長い人生を幸せに生きる為には、
【自分で考えること】が出来る力は、
絶対的に必要な力です。
今の子どもたちは、何故だろうと疑問に思うと、
すぐに周りの大人にきいたり、
インターネットなどを上手に使って調べたりと、
すぐに知識を得ることが出来ます。
虫の名前や鳥の名前は、良く知っていても、
実際にダンゴムシを捕まえて遊んだり、
草や花の匂いをかいだ経験は、
昔の子どもより少ないのではないでしょうか。
「なぜだろう?」
「どうなっているのだろう?」
と疑問に思っても、答えをすぐに手に入れるられる、
考える必要のない環境では、考える力は、育ちません。
経験の中で生まれる疑問こそ、考える力を引き出すのです。
また、子どもと大人では、考えるスピードがまるで違います。
ですから、子どもが自分で考えているときは、
根気強く待つことが大事です。
もし、間違えたとしても、決して批判は、しないこと。
間違えたとしても、考えた事が、尊いわけですから、
「よく考えたね」
と、その過程をほめてあげたいものです。
そして、正解は複数あって、
決して一つとは限らないことを学んで欲しいと思います。
マニュアル通りにはいかないことも、
社会ではたびたびおこるはずです。
定型的な答えではなく、それ以外のものを見つけようとする努力が、
考える力を育てるのです。
「何か別の方法は、ないかな」
などいう問いかけは、
子どもの考える力を育てます。
だからこそ、子どもの力を伸ばすのは、
やはり、周りの大人たちの言葉がけや、
ちょっとした工夫と先まわりしすぎない心の余裕、
ということになるのでは、ないでしょうか。
【自分で考える】ことができる力を育てていきましょう。
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