1. 子どもに絵本の読み聞かせは、いつまでする?

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2021.03.24

子どもに絵本の読み聞かせは、いつまでする?

子どもに絵本の読み聞かせは、いつまでする?

皆さんは、子どもにご家庭で絵本をたくさん読んで

あげていただいていると思います。

子どもの年齢が2歳3歳くらいになってくると、

親としては、子どもに早くから一人読みをしてもらいたいと願います。

あるいは、子どもが自分で「もじ」が読めるようになってくると、

「もう自分で字が読めるでしょう。だから一人で読みなさい」

と子どもに言うことがあるかもしれません。

親は早く読み聞かせを卒業して、自分で読む力を育ててほしい

と願うものですが、実はこれ逆効果になりがちです。

子どもはある程度、一人で読めるようになっても、

読んでいる内容を十分理解し楽しめる力はまだ育っていません。

自分で読みながら何を読んだかわからないという段階にあるのです。

読解力を育てるためには、親御さんが小一になっても小二になっても、

はたまた、小三になっても読み聞かせをしてくださるのが良いのです。

 

聞いて内容を理解する方が楽なのです。

少々レベルの高い本でも聞いて理解し、味わい、

そしてなにより本の内容を楽しむことができます。

自分で読む場合には読むのが精一杯で、

理解まで力がまわらないのが普通です。

一人読みが楽しめるようになってくると、

子どもは一人で読みなさいと言わなくても、

自然と黙って一人読みを始めます。

 

一人読みを始める年齢は子どもによって違いますが、

早い子では3〜4歳で一人読みを始める子もいます。

反対に小学校三年生になってやっと一人読みを始めたという子もいます。

それまでは「読んで読んで」の連発で母親を面倒がらせていたものです。

個人差があるので、一人読みはいつからと定めることはできませんが、

一人読みができる場合でも小一から小三くらいまでは、

まだ読み聞かせをしてあげるのが望ましいのです。

こんな実例があります。

小学五年生のあるクラスが、他のクラスの子ども達より成績が良いので、

理由を調べたら、そのクラスは昼休みに担任の先生が本を読み聞かせていた

ということだったのです。

 

お子様の年齢が小さい方はもちろん、

小学生のお子様をお持ちの方も、

ぜひたくさんの絵本(児童書)を読み聞かせをしてあげましょう。

 

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