2021.03.19
「脳の回路を開くには」
脳には右脳と左脳があり、
それぞれ成長に伴って外部からの刺激を受けることで
個々の発達をしていきます。
これを「個別回路」と呼びます。
個別回路が開けると、次に左右を繋ぐ回路が開けていきます。
これを「一周回路」または「脳梁」と呼びます。
脳梁は6歳までに完成するため、
6歳までの時期がとても大切ということです。
ここで重要なことは、脳の回路は自然に開けるもの
ではないということです。
人間の大脳新皮質には約140億個の脳細胞があり、
これらは外部の刺激によって開けていくものなのです。
例えば、耳から音や言葉を聞くことで、
聴覚に関する回路が開けていきます。
また光や景色、人の顔などを見ることで、
視覚に関する回路が開けていきます。
このような刺激の種類によって、
その刺激に関わる回路が開けていくのです。
出来のよい回路を作れば、
頭の働きが良いということになります。
では、出来の良い回路を作るにはどうしたらよいでしょう。
それには、良質の刺激を与えることです。
具体的には3つのポイントがあります。
①頻度
②強度
③継続
頻度とはくりかえしの多いことです。
残念ながら週に1度のレッスンだけでは
頻度は乏しいものになってしまいます。
いかに家庭でくりかえし取り組みができたか、
ここが重要なポイントです。
強度とは量や質のよいことです。
フラッシュカードでしたら300枚見せましょう。
質とは今できていることの少し難しいものが
よりよい質となります。
そして継続です。毎日休まずやり続けることです。
ここで、七田式教室に通っているお子様の一例を
ご紹介いたします。
~・~・教室からのレポートより~・~・
1歳10ヶ月の時に入室したSちゃん。
入室と共に、お母様自身が1日も休まず、
取り組むことを目標に掲げて頑張ってくれました。
3歳の誕生日を迎えるころには、
「数字・ひらがな・カタカナ」の全て読み書きが出来ていました。
そして記憶法が始まると、毎月暗唱、発表をしてくれました。
もちろん上手くいくことばかりでなく、
暗唱が出来ない時もありましたが、
お母様がとても素敵なのはそのままにせず、
次の週に再チャレンジをして、
合格できるまでやり続けてくれたことです。
今、年中さんになったSちゃんは
円周率500桁を目指して頑張っています。
お母様と家での取り組み方や進み具合、
1つ出来たら次は何を目指すのか?
などたくさんお話させて頂きました。
お母様はお子様の可能性を信じ、
アドバイスさせて頂いたこと全て実践して下さり、
今のSちゃんの成果に繋がっているのだと思います。
~・~・レポートここまで~・~・
Sちゃんのお母様のようにお子様の年齢の小さいうちは、
お母様が誘導して取り組む必要があります。
小学校高学年にもなると、
そのくりかえしが自発的な自立学習になっていきます。
継続は簡単なようで1番難しいかもしれません。
お母様1人で抱え込まず、ご家族に協力をお願いしましょう。
もちろん教室の講師も喜んでアドバイスや励ましなど
力になれることはさせて頂きます。
そしてぜひ発表の場は成果を確認すると共に、
次のやる気の基になるので発表の場を上手く活用しましょう。
脳梁が完成する6歳までの大切な時期は、
過ぎてしまったらもう取り返しは出来ません。
時期を逃すことなく、
頻度・強度・継続を合言葉に、
お子様の無限の能力を引き出してあげましょう。
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