2021.03.21
集中力を導く3つのポイント
今日はお子様の集中力についてお話させていただきます。
教室でもお伝えしているようにお子様の集中力は
「年齢+1分」と言われています。
1つ目のポイントは、ダラダラ取り組むよりも、
時間を決めて取り組むようにしましょう。
3歳のお子様であれば、4分の集中力、6歳児であれば7分しかもたないのです。
取り組みを始めても、お子様がすぐに他のことに気が向いてしまい、
続かなくイライラするということがあると思います。
しかし、お子様の集中力が最初からわずかな時間しか持たないことを知っていれば、
逆にそれを踏まえて日々の取り組み方を考えることが可能になると思います。
教室のレッスンはお子様の特性を考慮し、1回のレッスンを組みたてています。
リズムとテンポで次々と取り組みが切り替わっているのです。
これにより、お子様は一つひとつに対して常に新鮮な気持ちで
向きあうことができるので、50分のレッスンも集中が途切れることなく
取り組むことができるのです。
この日々の繰り返しにより、お子様は自然と集中することに慣れていきます。
ご家庭でのポイントは一つひとつの取り組みの時間を短く設定することです。
2つ目のポイントは、簡単なものを何度も取り組みましょう。
賢い頭を育てるために、難しいことに取り組ませる方が良いのではないかと
考えがちですが、そうではありません。
「簡単ですぐできることに集中する」ということを繰り返すことで、
脳が「集中する」という状態を覚えます。
集中するコツがわかれば、その集中力が様々なことに応用されていきます。
集中力を育てるのに適した取り組みは、「パズル」です。
ピースの組み合わせ方を頭でイメージし、答えを導く過程の中で、
集中力が鍛えられますが、最初から難しい問題に取り組ませる必要はありません。
むしろ最初は2ピース・3ピースといった簡単なものをさせたり、
完成したパズルからいくつかのピースをはずし、抜けている部分に
外したピースを置かせたりするなど、簡単すぎると思うレベルを
繰り返し取り組ませることが効果的です。
3つ目のポイントは、楽しく取り組むことです。
私たちが集中しているとき、脳の中では「ドーパミン」
と呼ばれる物質が分泌されています。
このドーパミンの分泌は「やる気ホルモン」の分泌によって
活発になるといわれています。
やる気ホルモンの分泌が活発になると、集中力が増大し、
やる気もアップするといわれています。
このやる気ホルモンを活発にするには私たちの感情が大きく関わっています。
興味のあること、楽しいと感じること、
「人からほめられるまたは、これをすることで周囲から認めてもらえる」ことが
期待できると、分泌が活発になるのです。
集中力を高めるには「楽しい」「好き」などという肯定的な気持ちで取り組むことが
重要であることが分かります。
お子様の好きなこと、楽しいと思えることを見つけてあげて下さい。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。