2021.03.14
身体を大事にしていますか?
今日は身体に大切なことをお伝えいたします。
これから多くの子どもたちが新しい環境を迎えます。
大人にも言えることですが、環境が変わるとストレスを感じやすくなるものです。
脳と自律神経でつながっている胃腸は、脳が受け止めたストレスの影響を
受けやすい器官です。
緊張や不安などのストレスがあると、便秘や下痢になることがよくあると思います。
それは、胃や腸などの消化器官には、脳と同じ神経が多くあり、
自律神経で脳とつながっているからです。
そのため、脳がストレスを感じると、それが消化器官に伝達され、
胃がキリキリ痛んだり、腸が運動異常を起こして善玉菌が減少し、
腸内環境が悪くなることで、便秘や下痢といった症状が出やすくなるのです。
しかし、このような症状が出るのも人により違います。
これはどうしてなのでしょうか。
それは人により感受性が異なるからです。
感受性は子どもによります。
まじめな子ども、几帳面な子ども、頑張り屋さんといったお子様は、
ほんの些細なことでも気になり、ストレスを感じやすいものです。
ストレスが原因の胃痛や便秘、下痢などの場合、病院で受診しても、
胃腸薬を処方されるだけということも多く、副作用や依存症の心配もあります。
ご家庭ではできるだけリラックスできるようにし、
身体に良い食事を摂取するよう心がけてあげることが大切です。
では、どのような食事にしていけばよいのでしょうか。
「食物繊維」は腸の働きを良くするほか、腸内の善玉菌の餌となります。
便秘がちな時には、「ビタミンB」をきちんと補給して、
腸のぜん動運動を促すことが必要です。
未精製の「穀類(玄米・雑穀類)や豆類、ごま、ナッツ類」も積極的に摂ることも大切です。
これらの食材には腸内環境の改善と同時に、ストレス対策になる
「ビタミンやマグネシウム」などの栄養素も豊富に含まれます。
消化吸収、排泄の働きを支えている「酵素」の補給も忘れずに行いましょう。
酵素は生のものや発酵食品に多く含まれます。
昔ながらの方法で造られた調味料は、まさに「酵素の宝庫」です。
「しょうゆや味噌、酢」は、大豆や穀物、果物などを発行させて作るため、
酵素が豊富に作られています。
食品添加物などが含まれていない、安心安全なものを選ぶことをお勧めします。
十分に熟成されたものは、乳酸菌などの有用菌も豊富に含んでいます。
大切なお子様が健やかに新学期の生活を送れるよう、
保護者様には十分なサポートをしていただけたらと思います。
ほんの少し、日々の食事を見直すことで、
お子様の健康をサポートすることができるのです。
脳と自律神経でつながっている胃腸を大切にしていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。