2021.02.17
[自分からやる子]の親が「しなかった」こと
七田式の幼児教育を受けた卒業生に、
高校時代に10ヶ月のオーストラリア留学を
経験した女性がいます。
その後、大学時代には、日本全国で10人しか選ばれない
小論文の試験で独創的な視点を披露。
それが評価されて見事奨学金を獲得しました。
さらに、交換留学制度を利用してイギリスの大学へ。
日本にいては学べないことを
イギリスの視点から学び取ることができ、
その経験を生かして、現在は大手電機メーカーで活躍しています。
彼女のように、自分の学びたいことや就きたい仕事をイメージしながら、
その夢の実現に向けてどんどん前向きに進んでいく
やる気や根気、強い意志は、
どんな家庭の中で芽生え、育まれたのでしょう?
そのヒントは、実際に夢を実現してきた
子どもたちのことばの中にありました。
「これはしちゃだめだとか、こうしなさいとか言われたことはありません」
「自分のやりたいように好きにさせてくれました。」
「困っているときはアドバイスをくれました」
これらの言葉から分かるのは、
子どものすることに親は口を出し過ぎない方がいいということです。
信頼して子どもにまかせる。
子どもの力でどうしようもないときに手を差し伸べる。
子どもが大きく成長するチャンスをじっと見守る姿勢が必要です。
実際、冒頭で紹介した女性も、留学を決めたのは彼女自身で、
親には合格してから報告したそうです。
これは、彼女が「親は自分の行動を信頼している」
と知っているからできたことでしょう。
だからこそ、彼女はやる気を発揮して
「自分で自分の人生を決める」選択を
自信を持ってすることができたのです。
とはいえ、子どもの心配をするのは、親としては当然のことでもあります。
だからつい手や口を出したくなる気持ちも分かります。
けれど、ぐっと我慢をすることも、時には必要です。
ついつい
「明日の準備、早くしなさい」
「宿題はやったの?」
などど毎日のように言っていませんか?
もしそうなら今日からそれはぐっとこらえてください。
もしかすると、子どもは教科書を忘れて困ったり、
先生に叱られたりするかもしれません。
けれど、これは「自分のしたことは自分で責任を取る」
ということを学ぶ第一歩です。
そして、失敗から学ぶことも重要なこと。
最初は何度も失敗するかもしれません。
その際、失敗しても先生に叱られても、
「私はあなたのことを見ているよ」
「あなたの味方だよ」
という姿勢は、言葉に出して示してあげてください。
そうすれば、何度も試行錯誤するうちに、
必ず出来るようになります。
そのとき、子どもは「自分の力でできた」ことに自信を持ち、
やる気が大きく育つのです。
親は見守る立場から、しないことを指摘するのではなく、
子どもがしたことや、できたこと、チャレンジしたことに注目して、
「よくできたね」
「すごくがんばったね」
と、ほめてあげてください。
親が自分を認めてくれる、
自分の意思を尊重してくれると感じることで、
子どもはさらに自信をつけ、
やる気もぐんぐんと育っていきます。
参考図書:七田厚著「七田式 子どもの才能は親の口グセで引き出せる!」
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