2021.01.31
知性を育てるために必要な読書
今日はお子様の知性を育てるための秘訣を、お話させていただきたいと思います。
成績優秀なお子様ほど、多くの本を読んでいるということを聞いたことがあると思います。
成績優秀なお子様は知的好奇心が旺盛で、知らないことがあれば、
自然と書物に向かうので、知識を多く吸収し、その結果として
成績が上がるということに繋がります。
その一方で、読書を「楽しい」と感じる心が備われば、書物を通して学ぶことが自然となり、
知的好奇心や知識が身につき、勉強もできるようになるという好循環が生まれます。
どのお子様も、知的好奇心が備わっています。
保護者様は上手にそれを引き出し、お子様の知性を伸ばしていけるよう
心がけて頂けたらと思います。
本を読むことの大切さは多くの保護者様にご理解をいただいておりますが、
本を好きでないお子様にはどのようにしたらよいのかを悩まれることと思います。
本を好きでないお子様には、まずは好きな本を読ませましょう。
お子様が好きな本を、好きなように読ませることが大切です。
書店や図書館に親子で行く習慣をつけ、好きなものを選ばせ、与えてあげましょう。
お子様が選ぶ多くの本は、保護者様の思うものと違うことが多いと思います。
しかし、活字に慣れさせるには、まずは多くの本を読む習慣を身につけることが大切です。
次に親も一緒に楽しむことです。
親もお子様と一緒に読書を楽しんで、本の中身について話し合える時間を持ちましょう。
親と心が通って安心できると、お子様は本の続きを自分で読んだり、
「こんな本が読みたい」「次はいつ図書館に行くの?」と言うようになります。
また、読み聞かせをしましょう。
お子様が活字に慣れていない場合や、親子の心が離れていると感じる方は、
まずは読み聞かせから始めましょう。
幼児の頃から読み聞かせをしている場合でも、小学校の3年生から4年生までは
継続して行っていただくことがおすすめです。
お子様自身の気が向くものを読み「楽しい」と感じること、
お家の方に自分の好きな本を読んでもらい心を満たしてもらうことから
「読書は楽しい」という気持ちが生まれ、知的好奇心へと発展していきます。
小学生に触れて頂きたい読書は「名作」や「伝記」です。
名作を読むと、産まれてきて死ぬという命の営み、生きていてよかったという
人生の意義など、時代や社会が変わっても変わらない普遍的なものに
触れることができます。
多様な価値観が渦巻く現代だからこそ、昔から大切にされてきたことを学び、
時代によって変化しない真の人間性を育てていくことが大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。