1. 「音読暗唱」のすすめ

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2021.01.28

「音読暗唱」のすすめ

「音読暗唱」のすすめ

本日は、「音読」についてのお話です。

小学生の宿題で、必ずと言ってもいいくらい出るのが、

教科書の「音読」ではないでしょううか。

毎日毎日同じ文章を読むことに、どんな意味があるのか?

考えたことはありますか?

 

知的な活動を司る脳の前頭前野は、活字を読んだり、

文字を書いている時は、活発に働きますが、

音楽を聞いたり、ぼんやりと考え事をしている時は、

ほとんど働いていないそうです。

逆に前頭前野が、番活発に働くのが、

「音読」をしている時だそうです。

考え事をしている時よりも、音読をしている時の方が、

前頭前野の働きが活発だということですから、意外ですね。

 

かつての日本では、寺小屋が全国にあり、

素読という形で幼児の頃から、「音読」を奨励していました。

難しい言葉を音読することで、前頭前野を刺激して脳を鍛えていたのですね。

前頭前野の活動は、判断力や状況理解力といったものも司っていますから、

その部分が刺激されれば、周りが見えずにキレてしまうとか、

空気が読めなくて、孤立してしまうとか、

自己コントロールができないような困った行動も少なくなります。

 

幕末から明治時代の日本の子どもたちの情緒が安定していたことに、

当時、日本を訪れた外国人が驚いたそうですが、

「音読」するという教育が、情緒をコントロールする脳の働きを

育てていたからなのですね。

 

また、最近の研究では、「音読」が知識や記憶を定着させる近道

だということも、わかってきました。

国語だけでなく、他の教科の勉強においても「音読」の効果が

期待できるというわけです。

 

お家で過ごす時間が増えた今、まだ理解できないとか、

難しいとかは、関係なく、

さまざまな「読み聞かせ暗唱」に親子で、チャレンジしてみてください。

 

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