1. 空を見あげてみよう!

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2021.01.25

空を見あげてみよう!

空を見あげてみよう!

皆さんは虹を見たことはありますよね。

普段なかなか外で活動する機会も少ないですし、

雨上がりの後太陽が出てくることもないですけど、

空にキレイな虹かかっているのを見ると、

なんだか少し幸せな気分になりますよね。

今回は虹について少し調べてみました。

 

虹と言えば、7色。

皆さんもそう思いますよね。

外側から、赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫、

この7色と学校で習った方も多いのではないでしょうか。

でも、国によって色々違うようです。

アフリカでは8色、フランスでは日本と同じ7色、

アメリカでは6色、ベルギーでは5色、

インドネシアのフローレス島では4色と答える人が多いそうです。

 

この虹の色は7色であるとする説の起源は、

有名な物理学者ニュートンの時代まで遡ります。

ニュートンは、「万有引力の法則」など力学の研究で有名ですが、

光学の研究でも実はとても有名なのです。

光学の研究をしている間に、この7色を決めたそうです。

ニュートンが発表するまでは、虹の色は3色または5色

と考えられていました。

3色は外側から赤、緑、青。

5色は赤、黄、緑、青、紫だそうです。

ニュートンは「7」という数字が宇宙において

重要な意義を持つものだと考えていたため、

ドレミファソラシドの7つの音階に準えて、

7という数字に対応させたという説もあります。

 

さて、日本ではいつ頃から、「虹は7色」

と言われるようになったのでしょうか?

江戸時代の浮世絵に虹が描かれているものがありますが、

それらは7色ではありません。

どれも3色程度です。

江戸時代後期の絵師・蘭学者の司馬江漢が著した

「和蘭天説」には、虹の色として、

黄、紅、緑、紫、青の5色をあげています。

ところが、明治維新とともに西洋科学の知識が入ってきて、

学校教育にも取り入れられていきます。

その中で、先ほどのニュートンの発表した「虹は7色」

ということが浸透し、現代まで続いているのです。

 

今度虹を見るときには、7色という説を少し忘れて、

何色が見えるかお子さんと一緒に話してみてはどうですか?

3色だったり、5色だったり、もしかしたら8色だったり。

いろんな色がみえてくるかもしれませんよ。

子どもの想像力は無限です。

ご覧になった虹、お家で描いてみてもいいですね。

 

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