1. “香り”で心を落ち着けよう!

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2021.01.21

“香り”で心を落ち着けよう!

“香り”で心を落ち着けよう!

緊急事態宣言が発令され、

いまなお、猛威を振るっている新型コロナウイルス。

今までできたことができない、

なかなか、外出もできない、

そんな日々が続いています。

そこで、今回は心を落ち着ける、リラックス法をご紹介します。

 

人それぞれに、リラックスする方法は違うと思いますが、

マンネリ化して飽きてしまったり、

効果が感じられなくなったりするなどあると思います。

そこで‟香り”でリラックスをしてみてはいかがでしょうか。

アロマテラピーなど、取り入れているという方も多いかもしれません。

実は、以外に知られていないのですが、

香りには特別な効果があるのです。

 

人間が情報や刺激を受ける方法は、5つです。

その5つとは、五感です。

五感を経て、情報が脳に供給されます。

ご存知のように、五感とは、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚のこと。

この中で、嗅覚以外の4つの感覚は、「大脳新皮質」を経由して、

脳に情報がいきわたるのに対して、

嗅覚は、「大脳新皮質」に情報が入る前に、直接「大脳辺縁系」に

情報が入るのです。

どういうことかと言うと、

視覚・聴覚といった他の4つの感覚はというと、

知性に関わる「大脳新皮質」にまず情報が伝えられ、

そして「大脳辺縁系」に情報が入ってくる、

「大脳新皮質」で情報を処理して、判断して、

情報に思考をのせて伝わっていくのです。

つまり、見たもの、聞いたもの、触ったもの、

それらを、良い悪い、好き嫌い、が入った情報になるのです。

ですから、音楽やスポーツ、芸術でも、人それぞれの嗜好があるので、

クラシック音楽が好きで聴くと癒される方もいれば、

反対に、聴くと安らぐところか、ちょっと落ち着かない、

という方もいます。

では、嗅覚はというと、

香りの成分は、鼻腔を通り、鼻の奥の嗅上皮(突き当り付近)に付着し、

電気信号に変えられ脳に伝えられます。

その情報が、脳の中心にある「大脳辺縁系」へダイレクトに伝わります。

「大脳辺縁系」とは、、快・不快などの情動に関わるところ。

本能的に作用するところです。

その後、「大脳新皮質」へ伝わっていくため、

嗜好的な判断は、後になるのです。

本人の意思に関係なく、まっさきに本能へ働きかけるのが、

嗅覚の情報です。

この違いが、嗅覚の大きな特徴です。

そして、大脳辺縁系は自律神系と連携しています。

ここは、心身のリラックスに関わるところ。

ですので、良い香りを嗅ぐと、反射的に安らぐのです。

もちろん香りにも好き嫌いがあります。

せっかくならば好きな“香り”を気楽に、直感的に選んでみましょう。

この香り嗅ぐと「きもちいいな」「いい香り」と、

反応することが良いのです。

そもそも、香りが、本能の脳に直接伝わるのは、

外敵の匂い、食物の匂いなど、生存に左右するからと言われています。

その成分が 必要か不必要か本能的に感じ取っているのでしょう。

おすすめのフレグランスを一つ。

「ひのきの香り」です。

森林浴をしているような感じです。

樹木の持つ揮発性の天然化学物質、

それらの総称が「フィトンチッド」と呼ばれています。

聞いた事がおありだと思います。

成分は代表的に二つ、αピネンとリモネン。

そのうちのαピネンが今回のお話しの重要成分です。

・自律神経活動を鎮静化させる。
・集中力を高める。
・脈拍の乱れを減少させる。
・快眠を促す。

など、研究によって確かめられています。

特に、ひのきはフィトンチッドの含有率が高いと言われています。

皆さんも、ご自分に合った”きもちいい”と感じる“香り”を探して、

使ってみてはいかがでしょう。

こんなときだからこそ、心が落ち着き、安らぎを得られる環境を

つくっていきましょう。

 

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