2021.01.17
反抗期の接し方
今日は反抗期のお子様への接し方をお伝えさせていただきたいと思います。
「小さいころは言うことをよく聞いていたのに」と、
思春期のお子様を持つ保護者様からよく聞く悩みです。
これは今まで黙って何でも聞いていた我が子が、自分の意見を持ち、
主張できるようになったということで、お子様の自我の発露であり、
成長の証であります。
この時期に、無理に抑えこむと「受け入れてもらえなかった」
「理解してもらえなかった」など、かえって反発を生んでしまうものです。
この時期はお子様の成長として喜び、これからお伝えすることを
心がけながら見守っていただけたらと思います。
過度の反抗的な態度は、保護者様の愛情が十分に伝わっていないサインでもあります。
再度、愛情を伝えると共に、大人としての自覚を促し接し方を心がけていきましょう。
ここで大切なことは接し方です。
ポイントをお伝えします。
まずはお子様を「尊敬すべき一人の人間」としてみることが大切です。
親が子どもを信頼して頼りにし、命令語ではなく依頼語で接することで、
お子様自身が保護者様に対等に扱われていることを実感するからです。
すると大人としての自覚が育ちます。
上下の関係ではなく、一人の人として敬いながら大人へと導いていきましょう。
また、この時期の働きがけとして大切なことは「読み聞かせ」です。
小学生になり、お子様が自分で本を読めるようになると、
読み聞かせをやめてしまわれるご家庭があります。
しかし、読み聞かせはお子様に愛情を伝える方法としてとても有効です。
できれば10歳くらいまで続け、毎日でなくても、時々読んであげるとよいと思います。
短時間でもお互いに愛を感じる温かな時間を過ごすことができます。
また、抱きしめることも効果的です。
お子様は保護者様の愛情を感じることで、自信を持って行動することができます。
中学年・高学年になると、本当は抱っこしてほしいけれど、
恥ずかしいから我慢しているということもあります。
しっかりと抱きしめて頂けたらと思います。
反抗期をお子様の自立の証として受け入れることが大切です。
保護者様の愛情が伝われば、より強固な信頼関係を気づくことができるものです。
保護者様は常に愛情を伝え、一歩下がって
お子様の成長を見守っていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。