1. 非認知能力ってなに?

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2020.12.05

非認知能力ってなに?

非認知能力ってなに?

子育てをしていると、「非認知能力」や「認知能力」と言う言葉に

一度二度、見たことや聞いたことあるのではないでしょうか。

「認知能力」というのは、IQや偏差値といった、知能や学力を

数値化したもののこと。

ということは、「非認知能力」というのは、数値化できないもの、

「認知能力」で測れないもの、「認知能力」以外のものということになります。

ノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマン教授によると、

・開放性(好奇心や想像力)

・勤勉性(自己規律や忍耐力)

・外向性(社交性や明るさ)

・協調性(優しさや思いやり)

・精神安定性(不安を抑える力、自制心)

といったものを「非認知能力」と定義づけています。

そして、これらの「非認知能力」が将来的な経済効果を高めると

言われています。

上記にあげた「非認知能力」、大人になってから身につけようとしても、

なかなか身につきません。

それは、机上で学んで身につくものではないからです。

ヘックマン教授は、『ペリー就学前計画』についても紹介しています。

これは、1960年代に、経済的に恵まれない子どもを対象に、幼児教育を実施。

子どもが成長し、40歳になるまで追跡調査をしたものです。

これによると、14歳時点で学校の出席率、成績が格段に高い、

19歳時点での、高校の卒業率が17%も優れていたという結果が出ています。

さらに、40歳時点では、年収、持ち家率、生活保護の非受給率、犯罪率に

大きな差が出ていたのです。

ヘックマン教授は、この結果を幼児期に「非認知能力」を高めた成果とし、

幼児教育の費用対効果を証明しています。

投資した金額に対して13倍の社会的有益があるため、

幼児期の教育は、コストパフォーマンスがとても高いということになります。

 

近年、「非認知能力」という言葉とともに、幼児教育への需要が増している、

というのを、幼児教育の現場にいても、年々強くなっているように感じています。

七田式教育は、故七田眞校長先生が島根県で始めたのが、60年以上前。

当時は、世の中の考え方は今とは真逆でした。

その中でも、子どもの能力を引き出すこと、

子どものやる気や意欲、志、

人の役に立つ生き方、人間性、

まさに「非認知能力」を高める教育をしてきています。

 

近頃、七田式教室へ訪れるお父様お母様の中で、

小さいころ、七田式で学んだんです、という方が増えてきています。

ご自身が親になって、七田式教室へ戻ってきてくれるのです。

 

七田式教育が目指していること、

今風でいう「非認知能力」を高めること、

一歩一歩ではありますが、確実に前に進んでいるのだと思います。

これからも、楽しい子育てをおこなっていきましょう。

 

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