1. 徳育に力を入れましょう。

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2020.11.28

徳育に力を入れましょう。

徳育に力を入れましょう。

子育ては頑張るほどについ目先のことを考え、

知的な成長だけに目を向けがちですね。

「頭が良い」とか数値化された点数に一喜一憂したりと。

けれども、それだけでは人は育ちませんね。

本当の教育は、子どもが社会に出て、

社会人として自信をもって充実した人生を送れるように、

徳を積める人間性を育てることが大切です。

徳育に力を入れましょう。

 

徳育とは人のことを思いやる力を育てることです。

人として生きていく上で、一番大切なことを小さい頃から教えるのです。

人を幸せにし、自分を幸せにすることで徳が積めます。

徳を磨く生き方をするのが人として一番大切なのです。

心の明るさ、清さ、人を愛する、助ける、人に尽くす、

恩を知る、恩に報いる、正直、勇気、忍耐

といった豊かな心がその人の良い性格や人格になります。

また、運の源は徳であり、人に尽くすことによって

その人の運が良くなります。

人は誰でも自分のすることを成功させたいですね。

運の源は徳です。人を幸せにすることで、

自分が幸せになり、運が良くなるのです。

 

幕末の大名、西郷隆盛も育てた島津藩藩主の島津斉彬(なりあきら)

のエピソードをご紹介します。

斉彬は小さい頃は愚鈍な子どもと思われていました。

父親は家老たちを集めた席で、二人の子どもに

どちらを後継ぎにするのかを決めるテストをします。

父親は二人に「何でもよい、好きなものをいってごらん。」

と問います。

とても易しい問いでしたが、長男の斉彬は答えることができません。

賢明な次男は即座に「あれをください。」と

床の間にかけてある中国の学者、朱子が書いた掛け軸を指して答えました。

家老達は感心して、「後継ぎは次男に決まりだな。」

と思っていたところ、長男の斉彬の重い口が開きました。

「かるかんを千箱ください。」

家老達はかるかんを千箱も欲しいと聞いて、笑います。

でも、父親は「千箱も何をするのだ。」と聞くと、

「はい、家老どもにくれます。」と答えました。

家老達はこれを聞いて、畳に額をつけて心からわび、

「この方のためなら命をささげることができる。」と心に誓ったそうです。

斉彬は十七、十八になってもなかなか聡明にはなられませんでしたが、

二十歳を過ぎてだんだん利発になられ、

島津藩七百年の間で、最も偉い殿様になられたそうです。

 

徳の高い子育てをしていきましょう。

 

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