2020.11.19
「基礎概念」を遊びで身につけよう!③
本日は、「基礎概念」についての最後です。
過去、2回のお話しは👇から確認してください。
⑦比較
1歳の終わりごろから2歳くらいにかけて、
比較を教えていきましょう。
~より大きい、~より小さい、
~より多い、~より少ないといったことを
日常の会話の中で言葉かけしていきましょう。
また、比較の概念を教えていく中で、
大きい、小さい、長い、短い、遠い、近い、
といった反対語も教えてあげましょう。
⑧順序
順序は3つ以上のものを比較して、
順序立てて理解できるようにしていきましょう。
「右から3番目はどれ?
一番右から数えて3で止まったところが、3番目。
一緒に数えてみよう」
というように、概念を教えていきます。
右から1番目、2番目、3番目、というように、
順に並んでいるものは、わかりやすいですが、
5つの中で、3番目に大きいものといった場合は、
5つを比較して、並べ替えることなども教えてあげましょう。
⑨時
時間や時計といったものだけではなく、
日付、季節、曜日も合わせて教えていきましょう。
昨日、今日、明日、先週、今週、来週、
去年、今年、来年、といったように。
また、時計を使って時間の概念を教えていき、
時間を意識した生活のリズムをしっかりとつくって
自然と身につくようにしていきましょう。
「ちょうどの時間は、短い針が数字のところ、
長い針が一番上、12のところにきたときだよ。
短い針が、5のことろ、長い針が12に来たら、
ちょうど5時。5時になったらお片付けして、
ご飯の準備をしようね」
⑩お金
硬貨、紙幣、お金の価値観といったものを
教えていきましょう。
お金で遊ぶということをなんとなく敬遠される方も、
おられるかもしれません。
ですが、金銭感覚は学校教育で教えてくれるものではありません。
生活により密着しているものであるからこそ、
親御さんが環境を用意してあげましょう。
お金の概念を教えていくには、お買い物ごっこなどで
遊びながら教えていきましょう。
始めは1円硬貨だけで、慣れてきたら5円、10円、50円と、
硬貨を増やしていきましょう。
1円が5枚で5円、5円が2枚で10円、
1円が5枚と5円が1枚でも10円、
いろんなパターンでお買い物ごっこしてみましょう。
お金の概念と、計算を通じて、算数にもつなげてあげられるので、
幼児期からしっかりと取り組んでいきましょう。
また、実際にお買い物にでかけたときなどは、
物の値段、同じ商品でも値段に違いがあることや、
限られたお金の中で、買えるもの買えないものがあることなども
教えていきましょう。
金銭感覚を育てることにもつながります。
3回にわたってお伝えしてきた「基礎概念」。
小学校に入るまでに、10の概念を教えていきましょう。
ご家庭の中にこそ、「基礎概念」を学ぶ機会は、
多くあります。
見逃してしまわずに、上手に言葉がけをして、
楽しくみにつけるよう、取り組んでみてください。
七田式の無料体験レッスンのお申込みは👇