2020.11.18
「基礎概念」を遊びで身につけよう!②
前回、10の「基礎概念」の中から、①色と②形について、
お話しさせていただきました。
①色と②形については、👇からご覧ください。
本日は、その続きです。
③大小
おもちゃや、ブロック、具体物を使って、
大きい、小さいを基本として、中くらいや、
より大きい、より小さいといった比べる物によって、
変わるということも教えていきましょう。
「お父さんは大きい」「お母さんは小さい」
けれども、子どもと比べると
「お母さんは大きい」「僕(私)は小さい」
というように、大小の概念を教えていきましょう。
④数
1~10までの数唱から始めて、100、1000くらいまで、
数えられるようにしましょう。
お風呂の中で10数える、30数えて、お風呂からあがってみたり、
階段の上り下りで、数を数えながら行ってみるなど、
日常には数を数える遊びがたくさんあるので、いろいろ行ってみましょう。
時には、順唱だけではなく、逆唱も行ってみたりしましょう。
また、数は単体の概念だけではなく、集合数という概念も
合わせて教えていきましょう。
たとえば、ブロックを5個用意して、数を数えて、
全部で何個あった?と聞いて、数えたときの最後の数が
集合数といことを教えましょう。
加えて、数の感覚が身についてきたら、物によっていろいろな数え方が
あることも、教えていきましょう。
一つ、二つ、三つ、1本、2本、3本、1個、2個、3個、etc
⑤量
多い、少ない、半分といった概念を教えていきましょう。
コップでお水を飲むとき、食事をお皿に取り分けたとき、
④数と合わせて、具体物を数えてから、どっちが多い?
など、量の概念を教えていきましょう。
年齢があがってくれば、半分は2分の1という分数の概念にも
繋がっていきます。
日常の中で、量はいろんなところで教えていくことができるので、
たくさん言葉をかけてあげましょう。
⑥空間認識
上下、左右、前後、内外、遠近を基本として、
いろんなことを声掛けしてあげながら、取り組んでいきましょう。
空間認識の力は、IQにも関係性があったり、スポーツや芸術にも関係してきます。
ブロックやパズル、外遊びで鬼ごっこなども空間認識を身につけさせることが
できます。
お買い物をしているときや、お出かけしているときでも、
空間認識、位置や方向、速度など、声掛けのチャンスはたくさんあるので、
子どもにいろんな質問するなどして、概念を教えていきましょう。
残り4つの概念については、次回お話しいたします。
いずれにしても、ご家庭の中でいろいろなことを教えてあげるチャンスは
たくさんあります。
楽しい雰囲気の中で、子どもをたくさんほめてあげながら、
取り組んでいきましょう。
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