2020.11.14
記憶のチカラを引き出してあげましょう①
皆様は、こんなことないでしょうか。
「同窓会に出席し、数年ぶりに再開した友人の名前が…」
「仕事でお会いする方の顔と名前をすぐにおぼえられない」
「芸能人などの顔はぼんやり思い出せるけど名前が出てこない」etc…
反対に、すぐに記憶して、そしていつまでも忘れない、
必要な時にすぐに思い出せる人もいます。
何が違うのでしょう?
どうしてなのでしょうか?
七田式教室では、記憶の力を重んじています。
いま世の中でとても求められている〈思考力〉や〈問題解決力〉、
〈コミュニケーション能力〉といった様々な能力。
その基礎、土台となるのが記憶力。
記憶できる力、記憶したたくさんの情報があるからこそ、
新たなものを生み出す〈創造性〉〈発想〉が発揮されます。
では、冒頭にお話しした記憶できる、記憶できない、
その違いはどこにあるのか。
それは、左脳記憶をもちいるのか、右脳記憶できるのか、
ということにあります。
左脳記憶とは、言語性の記憶です。
覚えたいもの、一つ一つに意識を向け、言語化していくことで
頭の中に記憶をとどめようとするやり方です。
それに対して、
右脳記憶とは、イメージ性の記憶で、
細部一つ一つを捉えるのではなく、全体を一つのものとして捉え、
まるでデジタルカメラの写真におさめるように記憶するやり方です。
左脳記憶は、意識を向けなければ、記憶にとどめることが出来ません。
また、一つ一つ手順を追っていかなければならないため、時間もかかり、
だんだん記憶も薄れていきます。
それに対して右脳記憶は、シャッターを切るようにイメージを残していくので、
瞬間的に記憶できるので、時間も早く、大量に記憶していくことが出来ます。
また、思い出すときも、イメージで取り出すことができるので、
いつまでも記憶することができるのです。
この記憶を直観像(写真)記憶といい、幼少期はどの子も持っているチカラです。
でも、このチカラは働きかけ、日頃より使う環境がなければ、
年齢を重ねていくうちに消えてしまうのです。
でも、大人になってもこの直観像記憶のチカラを持っている方もいます。
粘菌学者として世界で著名な偉人、南方熊楠という方をご存知でしょうか。
南方熊楠は、抜群の記憶力をもっていて、様々な逸話があります。
小学校のころ、近所の家にあった「和漢三才図会」105巻を
記憶して帰り、家で書き写したほどの記憶力の持ち主です。
大人になってもそのチカラを発揮、世界屈指の研究者として
活躍されました。
この直観像記憶、どうすれば子どもたちに残してあげることができるのでしょう。
どんな取り組みをすれば、一生の財産となるチカラを身につけられるのでしょう。
その秘訣は、「全体を一つとしてみてね」という声掛けにあります。
それについては、次回お話しさせていただきます。
どうぞ楽しみにしてください。
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