2020.10.04
作文力の育てかた
今日はお子様の作文力を育てる方法を、お話させていただきたいと思います。
最近のお子様は作文を書くことが、あまり得意でないと言われています。
小学校でも作文を書くことが苦手なお子様が増えています。
学校では、少しも鉛筆が進まず、何も書けないというお子様が大勢います。
なぜ書けないのでしょうか?
これは指導不足だからです。
お子様に、自分で思うように書きなさいと指導をしても、
お子様は何を書いたら良いのか、どのように書いたら良いのかわからず、
作文が嫌になってしまいます。
大切なことは、作文を書くコツをお子様に教えることです。
コツが分かれば、お子様はどんどん上手に書くようになるものです。
書けないお子さまは、書くことが思い浮かばず、筆が進まないのです。
作文とは、何もない頭の中から、独創的なことをひねり出し、
格好のいい言葉で書くことではありません。
まず書こうとする、あるいは、書かなくてはならないテーマがあり、
それについて材料集めをすることが先です。
材料集めが主な作業で、材料がきちんと集められれば、
後はそれを主題に沿って、論理的につなぎ、文章を作ればよいのです。
作文とは、何もないところから、何かを見出すというのではなく、
主題に沿って材料集めをし、集まった材料を組み立てて、
一つのまとまった分を書き上げるものです。
単純に材料を組み立てるだけの簡単な作業なのです。
お子様に作文を書かせるには、テーマを伝え、それに沿って材料を集めさせ、
ストーリー風に組み建てることを教えれば、どの子もみな、
楽しく作文を書けるようになります。
では、どのようにして教えていけば良いでしょうか。
まずはテーマを与え、お子様にそのテーマの中から、連想する言葉を
マップの様に6~10くらい書かせていきましょう。
これを「ダ・ヴィンチ・マップ」といい、材料集めに相当します。
その後、そうして集めた言葉を使い、楽しいストーリーを
2~3分で書かせる練習をしましょう。
すると、作文が苦手なお子様が、作文のコツを覚え、作文の上手なお子様に変身するのです。
その時に、作文には「はじめ・なか・おわり」の3つの部分があるのだということも
教えていきましょう。
また、作文を上手に書くには七田式では「カラオケカスゾ」という言葉を
合言葉に作文に取り組んでいます。
現代のお子様たちの中でよく書いてしまうパターンの作文は
「したこと」ばかりで書かれています。
したことばかり書くのではなく、「見たこと・聞いたこと・感じたこと」を
取り入れることで、より良い作文が書けるようになります。
「カラオケカスゾ」とは五感作文を取り入れようということです。
「カラオケカスゾ」の合言葉を知らない保護者様は、
担当の講師に質問して頂けたらと思います。
きっと素敵な作文が書けるようになりますよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。