1. 『幼児は語学の天才』

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2020.09.15

『幼児は語学の天才』

『幼児は語学の天才』

言葉を覚えるのに特別な頭の働きがあることを皆さんご存じですか?

年齢が低ければ低いほど、言語を完全マスターします。

なぜ幼児にはそんな力があるのでしょう。

それは、0~6歳までの子どもの頭の働きが私たち大人とは驚くほど違うからです。

フランスの言語学者ポール・ショシャールは、

植民地の多くの先住民の子どもたちの言語能力について調査した結果を

このように述べています。

『5歳前にフランスに移住した先住民の子どもは、完全な文化を享受する能力を

獲得するようになるが、6歳後にフランスに移住した場合、

それも6歳より遅くなればなるほどフランス語の習得がうまくいかなくなり、

フランスの文化的な生活に適応しにくくなる』

これはポール・ショシャールだけでなく、バイリンガルの子どもたちについて、

10年間にわたり研究を重ねるアメリカの言語学者レオポルドも

同じようなことを述べています。

『外国語の習得は10歳を過ぎてからでも不可能ではないが、

よい成績をおさめる事はまれである。なぜなら、それは反生理的だから』

これらの研究からでもわかるように、語学の習得期は0~6歳くらいまでの間にあり、

その時期は語学を習得する特別でマジカルな脳の働きが子どもの頭の中にあるのです。

 

では、なぜ幼児は語学の天才といわれるのでしょうか。

初めに、頭の働きが大人とは違うとお話ししましたが、どのようにちがうのか。

6歳までの幼児期の脳は右脳時代と言われ、右脳がとても優位に働いています。

右脳には、言語学習能力があり、それは特別な働きをしています。

ここで、語学の学習には右脳と左脳の能力回路は全く反対の働きをしていることを

知ることが大切です。

左脳は、低速リズムのコンピューターで自分の意識でコンピューターを操作します。

その際、部分部分を理解・記憶し、全体に到着する認識の仕方をします。

右脳は、左脳とは反対で高速リズムのコンピューターが働いていて、

無意識にコンピューターを操作していきます。

記憶・理解を求めず、高速で大量に情報を入力すると、

無意識が情報間に法則を見つけ、自由に操作をし始めます。

全体を理解し、部分に向かう認識法『パターン認識』をするのです。

この両脳の違いが、言葉の習得の難易度をわけます。

どの国の赤ちゃんも生まれて1・2年の間に生まれた国の言葉を

ほとんど習得してしまうという事実が、そのことを証明しています。

赤ちゃんは、みんな右脳の特別な語学習得力で自分が生まれた国の言葉を

短い間でマスターしていますが、大人にはもうこの能力はなく左脳で学習するので、

語学習得が非常に難しいものになるのです。

 

ぜひ、語学学習の天才の時期に、母国語の日本語だけではなく、

英語と言った外国語の環境もつくっていきましょう!

 

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