2020.09.14
イメージで記憶できる力を育てよう!
みなさんは、一度見聞きした教科書や本の内容をまるで写真で撮るように、
瞬時に記憶できたらいいと思ったことはありませんか?
人は、記憶をしたいことを脳に蓄積していきます。
その際に、右脳的に記憶していくのか、左脳的に記憶していくのか、
それによって記憶する時間も、記憶できる期間もまったく違ったものになります。
人間の脳は、右脳・左脳に分かれています。
右脳が無意識脳・イメージを司るのに対して、
左脳は意識脳・言語を司っていきます。
私たち現代人の多くは、左脳ばかりを使うことが非常に多いです。
言葉によるコミュニケーション、言語化することによってルールや秩序が保たれます。
社会性は左脳の領域となります。
そのため、右脳の力を使う場面が非常に限られてきます。
だからどうしても不足してくるのが、右脳と左脳の統合力=連携力です。
天才と言われる人は、この右脳と左脳のバランスが非常に良いとされています。
右脳でピカッと発想したものを左脳の言語や数字で表現することができるからですね。
では右脳を活性化するためにはどうすればいいのか、
そのコツは「超高速処理」にあります。
右脳と左脳の記憶の方法には明確に違いがあります。
右脳記憶=「超高速処理で直感的にベストの方法を選び出す」
左脳記憶=「ゆっくりで記号的にものごとの部分を注視する」という違いです。
それでは右脳記憶を育てていくためには超高速で、
いろいろなものを見聞きすることがポイントになります。
日本の粘菌研究者に南方熊楠という方がいらっしゃいました。
この方は10歳ごろ、近所の家にあった105巻ある「和漢三才図会」や、
52巻ある「本草網目」をすべて記憶して、家に帰って書き写し、
写本をつくりあげました。
これは紛れもなく右脳記憶の集大成です。
このようにパッと見聞きしたものをすぐに覚えることができる右脳記憶は
すべての人が備えている能力です。
私たちはこの力のことを別名「直感像」とよんでいます。
直感像とは1917年にドイツのオットー・クローという中学の生物教師が発見し、
のちにマールブルグ大学のエールリッヒ・イエンシュ教授が
1909年にEIDETIC IMAGEと名付けて正式に定義を決めました。
では、どうして直感像は発見されたのか?
それは、生物教師のオットーが大人たちに生物の説明をする時、
その生き物の生態を大人たちは中々言葉だけでは、
上手にイメージすることができませんでした。
しかし、自身の授業で12歳以下の子どもたちに蜘蛛が巣をかける様子を
生徒に説明させたところ、全体の40%が何も書かれていない黒板に、
蜘蛛が生き生きと動いている像をイメージで見ていることが分かったのです。
これをきっかけに研究対象を成人から12歳以下の子どもに変更したところ、
およそ子どもの60%に瞬間的に見たものを記憶し、
かつそのイメージを膨らませる力を持っていることがわかりました。
「高速に大量に」幼少期の脳が急速に成長しているこの時期に、
直感像を育ててあげましょう。
直感像の力を使って今をよりよく生きるための力をつけましょう!
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