2020.09.11
母親の「語りかけ」でこどもは劇的に変わる
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ言葉を持ち合わせていません。
そのような時期に、親はどのようにして、
赤ちゃんに愛情を伝えることが出来るでしょうか。
また、子どもの成長過程において、母親の語りかけは
子どもの心と能力を大きく伸ばしたり、逆に抑えてしまったりします。
親の願いは同じなのに、
「語りかけ」の仕方一つで大きく異なってくるのはなぜでしょう。
子どもの心と脳の仕組みを理解しながら、
子どもの心と能力を大きく伸ばす
「語りかけ」の仕方を学んでいきましょう。
0歳…この時期の子どもにとって必要なのは「皮膚刺激」です。
皮膚刺激は身体の器官や行動の十分な発達に不可欠なものです。
この皮膚刺激に親の愛情を込めたものが「愛撫」となります。
お母さんは赤ちゃんの目を見て、笑顔で語りかけながら
十分な愛撫を行ってあげましょう。
「ベビーマッサージ」や「8秒間の抱きしめ ※注」も有効です。
親が子どもに対して行う愛情を込めたスキンシップは、
「言葉を超えた言語」となり親と子の間に愛と一体感を育みます。
この愛と一体感が右脳の能力の基本となるのです。
そして「語りかけ」は、赤ちゃんの脳を開く第一歩です。
また、数多くの言葉を耳で聞くことで、言葉を理解する細胞が脳に形成されます。
お母さんの語りかけが愛情に満ち、豊かであればあるほど
母と子のより良い関係を築くことが出来ます。
(※注 8秒間、子どもをぎゅっと抱きしめて、
耳元で子どもに「お母さんは〇〇ちゃんが大好きよ。」などと語りかける。)
1歳~…親の愛情をしっかりと伝えましょう。
全ての子どもの心にもある「思い」。それは無意識下に存在します。
たとえば、「認められたい」「ほめられたい」「愛されたい」という思いです。
親は、本人も気付かぬこの思いにどのように接すればよいのでしょう。
答えはシンプルです。『認めて、ほめて、愛して、育てる」でよいのです。
例えば、子どもに簡単なお手伝いをしてもらう。
1歳のお子さんであれば、「ここにおもちゃをお片付けしようね」など。
お手伝いが出来た直後に子どもを思い切り抱きしめ、
「お母さんのお手伝いをしてくれてありがとう!優しい〇〇ちゃんが大好きよ」
と言った語りかけをします。
すると、親から認めて、ほめて、愛してもらえたことで子どもの心が満たされます。
心が満たされた子は親の言葉を素直に受け入れることができるのです。
心が十分に満たされて育った子は自分の存在感に自信を持てます。
親から愛され、認められているという自信が子どもの自己肯定感を育てるのです。
自己肯感が育っている子どもは外に対して積極的で、
社会性が育つことで好奇心も旺盛です。
ここでいくつか語りかけの例を紹介します。
・子どもが自分で始めたことをやり通せたら・・・
「よく頑張ったね。お母さん感心したよ。」
(認める語りかけ)→自分から行動を起こす動機付けとなります。
・子どもが夢中になっていることがある・・・
「面白そうだね。〇〇について一緒に調べてみようか。」
(子どものしていることを認め、応援し、能力を磨く語りかけ)→子どもの世界を広げる。
・子どもの創造力に気付いたら・・・
「〇〇ちゃんのアイデアはすごいね!面白いね!」
→みずみずしい感性や豊かな好奇心が育まれる。
親は子どもに自信を持たせ、自己肯定感を育む語りかけを心掛けることで、
子ども自身がいきいきと学んでいくことが出来ます。
ぜひ、言葉がけの名人になりましょう。
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