2020.07.13
睡眠の大切さ
七田式教育の中で、基本的な生活指導、しつけ指導は重要な要素です。
今日はその中で、睡眠指導の重要性をお伝えしたいと思います。
子育てをしていて、こんなことに悩まれていることはないでしょうか。
「何事もやる気がない」
「勉強に集中できない」
「キレやすい」
「朝起きられない」などなど。
いろいろな原因が考えられますが、
もしかすると原因の一つに、十分な睡眠がとれていない
ということがあるかもしれません。
(財)日本小児保健協会が実施した調査によると、
1歳半〜3歳の子どもの就寝時間が夜10時以降という割合は
実に驚きの半数を超えているそうです。
また学年が進むにつれて、就寝時間はもっと遅くなり、
昔よりも子どもの睡眠時間が少なくなっている傾向が顕著になっているようです。
一般的に大人の理想的な睡眠時間は7時間前後だと言われています。
しかし、子どもたちは大人に比べてもっと長い睡眠が必要です。
年齢に応じた適度な睡眠時間は👇
新生児14〜17時間
乳児 12〜15時間
幼児 11〜14時間
未就学児10〜13時間
小学生9〜11時間
ところが、ある教室で取った睡眠のアンケートでは1〜2歳で平均が11時間でした。
世界的に見ても日本人の睡眠は各年代で2時間短いと言われています。
では、睡眠不足によって子どもの身体にどのような影響があるのでしょう。
睡眠の役割は「脳の休息」と「体のメンテナンス」です。
睡眠不足が続くと脳が十分に休まらないため、いろいろな問題が起きてきます。
1.身体の成長が遅れ、病気の発症リスクが高まります
2.危機回避能力が低下します
3.学習能力が減少し、学力が低下します
4.感情のコントロールがしにくくなります
5.太りやすくなります
6.認知症の元凶物質が蓄積する
このように睡眠不足がもたらす悪影響は思っているより深刻です。
睡眠不足の原因の一つには、生活の夜型が進み、
就寝時間が次第に遅くなっていることがあげられます。
塾通いや、親の生活リズムの影響などで就寝時間が遅れ、
その結果睡眠時間が短くなってしまっている場合が多く見られるようです。
もう一つの原因は、日本人の睡眠に対する意識の低さが考えられます。
海外では睡眠の重要性を説く教育が行われていることが多いのですが、
日本では系統的な睡眠教育は行われていません。
大きく遅れをとっています。
子どもの睡眠不足を解消するには、やはり生活習慣を改善するのが一番です。
具体的には、早寝早起きの習慣をつけることです。
日中は日光を浴び、セロトニンの働きを高めましょう。
セロトニンは睡眠の質と精神の安定に深く関わっている神経伝達物質です。
その分泌は体内時計のリズムを整えます。
そして毎日一定の時間に睡眠を取ることも大切です。
体内時計のリズムを崩さないようにしましょう。
ゲームやスマホやめて外遊びをさせ、
運動や散歩などで身体をよく動かすようにします。
スマホの光は、陽が沈み暗くなると分泌されるメラトニンを減少させてしまいます。
また、日中楽しく過ごさせ、よく笑わせることも意識しましょう。
心的ストレスからくる不眠も見逃せません。
楽しく笑って一日を過ごせるとホルモン分泌も
スムーズに行われ、良好な睡眠が取れます。
幼少期の子どもは生活環境を自分でコントロールすることが出来ません。
大人がそれなりの努力をしない限り、十分な睡眠を確保することは難しいですし、
保護者様自身も睡眠不足などにより、健全な育児が難しくなってくる場合も考えられます。
これを機会に、お子さまの健全な生活のリズムを整えてあげましょう。
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