2020.07.05
右脳の記憶を育てよう!
人には2つの記憶があります。それは左脳記憶と右脳記憶です。
今日は右脳記憶についてお話していきましょう。
まず左脳と右脳の記憶の違いは何かと言いますと、
左脳記憶は言語性の記憶ですぐに忘れてしまいます。
それに対して右脳記憶はイメージ性の記憶で、
大量に記憶することができ、長期にわたって保持し、
いつでも想起することができます。
右脳の記憶は左脳の記憶とはまったく質が違うのです。
0~3歳の間は右脳優位時代、
3~6歳は右脳から左脳への移行期、
6歳からは左脳が主として働く大人の頭と同じになっていきます。
つまり0~6歳の間の右脳の働きが出やすい時期に、
右脳記憶の訓練をすることが重要になります。
右脳記憶を開発するとイメージで記憶ができるという、
写真記憶が育っていきます。
右脳には瞬時に記憶をし、分析、推理、理解して、
本質を把握することができるのです。
この写真記憶が育っていくと右脳の力が全体的に開花します。
そしてイメージ力やひらめき・再現力など、
簡単に浮かんでくるのです。
例えば創造したいものをイメージしたときに、
それまでに無意識で記憶しているものが意識を超えた部分で結びつき、
新たなインスピレーションとして浮かんでくることができるようになります。
右脳記憶が創造性と結びつくからこそ開発する価値があるのです。
では右脳記憶をどう開発していけばよいのでしょうか。
おすすめの取り組みが暗唱です。
記憶は感覚器官を使えば使うほどしっかり残っていきます。
ですから、記憶したことを声に出して言い、
その声を耳で聞くことでより定着しやすくなります。
暗唱でおすすめなのが文学や俳句、偉人の言葉などの名文です。
まずは繰り返し読んで聞かせ、あるいはCDを流して聞かせ、
その後暗唱をさせるといいです。
100回も暗唱をする頃には記憶の質も変わり、子どもの脳力も変わってきます。
他にもお話が好きな子にはリンク法という、
隣り合った絵カード同士をつないでお話を作っていく方法などもあります。
例えば、[ぞう]と[長靴]と[車]というカードがあったとして、
「ぞうが長靴をかぶって車を運転した」
といったようにお話を作ります。
このように突拍子もないお話でいいのです。
そのほうが、イメージがしやすく、明確なイメージは、
長期に記憶することができるのです。
おそらく、この「ぞうが長靴をかぶって車を…」というお話は、
1週間後でも、1か月後でも残っています。
(試してみて下さい。)
最初は2枚から始めますが、
できるようになれば枚数を増やしていきましょう。
これを毎日続けると容易に右脳記憶を開くようになります。
ぜひお子さんと一緒に楽しく取り組んでみてください!
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