2020.06.20
『観察力』を養い『考える力』をつける
近年、大学入試や就職活動などで、
『考える力』の重要性が求められる傾向にあります。
これは、社会に出てから求められる力が
『考える力』であり、そういうことを学生の内から
身につけていてほしいからに他なりません。
知識量を重視した学習ならば、その対策を数年前から準備していけば、
記憶として頭の中に蓄積していくことができるでしょう。
しかし、将来、子どもたちが企画力・アイデアなどを求められる仕事に就いたり、
人生の中で大きな問題解決を迫られたりすることは必ずあります。
その際に必要となる『考える力』は、一朝一夕では身につきません。
『考える力』を身につけるには、幼い頃から
『観察力』を鍛えることだと言われています。
人は何かを観察することで、
「何だろう?」「どうしてだろう?」
と問題意識を持ち、そこから思考は生まれます。
例えば、文房具、家電製品、車などの工業製品を思い浮かべてください。
何故こんなデザインなのだろう、この部品は何のためについているのだろう、
と思ったりしたことはありませんか?
製品には、色や形、使いやすさ、面白さなど、
観察すべき点が山ほど見られます。
また、植物や動物、生き物も、それぞれの生きる環境に合わせて身体が進化し、
現在のような個性的な姿になっています。
私たちが目にする物体や生き物の形・姿には、
それぞれに存在するための意味がこめられているのです。
『観察力』は知識ではないので、親が教えて覚えることはできません。
子どもたちが日頃から周囲のものや出来事に注意を払う習慣をつけていけば、
『観察力』も自然に養われていきます。
『観察力』を育てる際に大事なことがあります。
何かを観察をしているときに、親から子どもに優しく質問を投げかけてあげてください。
子どもも疑問を持ち、答えを探すために調べようとします。
今はスマホで簡単に検索できる時代ではありますが、
できればリビングに辞書や世界地図、図鑑など
アナログな教材を置いておくとよいでしょう。
子どもが答えを見つけようとしているときは、見守って待ってあげて、
そして、子どもが答えを教えてくれたら、喜んであげてください。
それが、子どもの喜びとなり、成功体験の積み重ねとなり、
『観察すること』の楽しさにつながります。
『観察力』が育ち『考える力』を身につけることができると、
様々な角度から、物事を見ることができるようになります。
そして、それを論理的に伝えるプレゼンテーション能力や
相手を理解しながら上手にコミュニケーションできる力が高まります。
また、様々な問題に直面したとき、適切な判断や決断を
自分自身の力でくだして対処しいくことができます。
子どもたちの『考える力』の成長を信じ、
親子で楽しみながら何かを観察する機会をぜひ作ってみてください。
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