2020.05.31
集中力を高めましょう
今日は集中力を高めるための大切なポイント3つを、
お話させていただきたいと思います。
1つ目は「楽しく取り組む」ということです。
私たち人間は集中しているときに、脳の中では、「ドーパミン」
と呼ばれる物質が多く分泌されています。
このドーパミン「やる気ホルモン」の分泌によって、
活発になるといわれています。
やる気ホルモンの分泌が活発になると、
集中力が増大し、やる気もアップします。
では、どのようにすれば、やる気ホルモンが活発に分泌されると思いますか?
これは、私たちの「感情」に大きく関わるのです。
興味のあることや楽しいと感じることで、ホルモン分泌が活発になります。
このことからも、集中力を高めるためには、「楽しい」「おもしろい」「好き」
などという、気持ちで取り組むとよいということが分かります。
たとえば、お子様の好きな遊びであれば放っておいても何十分でも
一人で遊び続けることができ、その光景に保護者様は驚きを隠せないと思います。
これはまさに、脳が集中状態になっているということなのです。
まずは、お子様の好きなことを通して、集中力を高めることが良いでしょう。
内容に関わらず、お子様の好きなことをして育まれた集中力は、
必ずその他のことにもつながります。
遊びこそ集中力を高める最大のチャンスです。
2つ目は簡単なものを何度も繰り返すということです。
賢い頭を育てるために、ついつい難しいことに取り組ませる方が良いのではないか
と考えてしまいがちですが、実はそうではありません。
「簡単でかつ、すぐできることに集中する」ということを繰り返すことで、
脳が「集中」という状態を認識します。
集中するコツが理解できると、様々なことに応用されていきます。
集中力を高めるために適した取り組みがあります。
それは「パズル」です。
ピースの組み合わせ方を頭でイメージし、
答えを導く過程の中で、集中力が養われます。
最初から困難な問題に取り組ませる必要はありません。
最初は簡単な2ピースや3ピースといった簡単なものを取り組ませたり、
完成したパズルからいくつかのピースをはずし、
抜けている部分に外したピースを置かせたりするなど、
簡単すぎると思うものを繰り返し取り組ませることがポイントです。
少し考えるとわかるので、お子様自身の達成感にもつながります。
3つ目は短時間に行うことです。
取り組みはダラダラ取り組むよりも、時間を決めて取り組みましょう。
お子様の集中力はもともと短く「年齢+1分」ともいわれています。
2歳であれば3分、4歳であれば5分程度しかもたないのです。
保護者様は取り組みたい意欲が多くあるのにも関わらず、
お子様は他のことに気が向いてしまい、イライラしてしまうことがあると思います。
しかし、お子様の集中力が初めから短いということをご理解して頂いていれば、
1日の取り組み方法を考えることができるのではないでしょうか。
大切なことは長時間取り組むことではありません。
短時間でもお子さまと楽しく集中して、取り組める環境を作ることです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。