2019.11.21
読み聞かせは大切です
今日は読み聞かせの大切さについて、お話させていただきたいと思います。
七田式教育では常に、保護者様にお願いしていることがあります。
それは、絵本の読み聞かせです。
「毎日10冊読み聞かせをしましょう」といったお願いです。
なぜならば、お子様の賢さは、日常のちょっとした取り組みが大きく脳力開発に関わるからです。
幼少期に読み聞かせをしてもらっていた子どもは、東京大学に多く存在します。
一般の学生に比べ、東大生の幼少期の読み聞かせは倍以上になっているということが、
2014年のプレジデントファミリーという雑誌の調査で分かりました。
また、同誌の調査では、「中学生までに岩波新書を読んだ」と答える割合も
東大生の方がはるかに大きく、幼児・小学生の時期に読み聞かせや読書の習慣があったことが明らかになっています。
読み聞かせで育つものをお伝えします。
1、読解力
もしも、小学校で「お子さんは読解力が不足しています」と言われたら、
それは「家庭での読み聞かせが不足している」と思ってください。
読解力とは、読んで字のごとく「読」んで内容を理「解」する力です。
文章を「読める」ということと、「内容を理解できる」ということはまったく別のことであり、
一度に2つのことが求められています。
幼少期に読み聞かせを豊かにしてもらったお子様は、聞いて内容を理解する力を育てています。
これこそが読解力の土台となるのです。
2、想像力
1ページの絵、または文章から、そのさらに先にあるものを想像し、
理解しようとすることは、お子様のイメージ力を育みます。
イメージ力は新たな創造の源です。
文章から主人公の気持ちや情景を想像し、把握する力は、
お子様の実生活での共感力を高めることにもつながります。
3、記憶力
絵本を読み続けると、お子様が絵本ばかり読んでもらいたがることがあります。
そのときこそ、優れた右脳の記憶力を育てるチャンスです。
読書には「多読」と「精読」があります。
「多読」とは様々な種類の本を読むことであり、興味関心の幅を広げるという意味です。
「精読」とは同じことを何度も繰り返し読むことです。
繰り返し、同じ文章・フレーズを読み聞かせ、さらには自分で声に出して読むことで、
本の内容がお子様の脳裏に焼き付き、目と耳を使った右脳記憶につながります。
また、これからの未来を担うお子様には、将来の夢や志を持ち続け、
それに向けて努力を続けられるように成長してほしいと思います。
そのために有効なのが、伝記の読み聞かせです。
偉人達の成功の影には、努力や優れた人格があります。
伝記を読むことで、自然と偉人の人生から学び、自ら努力することを学んでいくのです。
このように読み聞かせには、多くの効果があります。
ですので、お子様が文字を読めるようになったからといって、読み聞かせはやめないでください。
小学生までは、読み聞かせを続ける習慣が大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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