2022.08.16
ビジョントレーニングを行ってみよう!1⃣
本日は、「見る力」についてお話をします。
七田式教育の教室では、レッスンの中に眼の運動、
「ビジョントレーニング」が含まれています。
見る力といえば一般的に視力検査で行う
「視る力」だけだと思いがちですが、
実は目と脳が直結して機能している
「視覚力」が最も重要な働きであることをぜひ知っておいてください。
最近では視力検査で問題がなくても、
目の機能が上手く働いていない為、
様々な問題症状が現れるお子様が増加しています。
視力には問題なしと思われた場合でも
「両眼が一緒に上手く機能していない」
などの問題により、生活の中の様々な場面で、
ミスが発生したりします。
また、実力はあるのに運動で良い成績を挙げられない。
よくぶつかったり転んだりする。
運動、特に球技が苦手、などということが起こり、
心身の発達を妨げるという可能性もあります。
発達の過程で「視る力」が
適切に身についてこなかった子どもは
知能が低くないにもかかわらず、
学業で苦労することもあります。
例えば、文章を読むのが遅い、
行を飛ばして読んでしまったり、
何度も同じ行を読んでしまったりする。
学習や読書に集中できない…等。
これらは、目の機能が上手く働いていないと
起こり得ることで、学習と運動能力に影響がでます。
現代社会は、子どもの目の機能の成長にとっては
一昔に比べると、劣悪な環境です。
例えばテレビ・パソコン・ビデオゲーム・スマートフォン、
というように、近くにあるものを長時間凝視する時間が長くなったこと。
成長期の子どもたちの遊び場がなくなり、外遊びが減っています。
それによって目と身体を伸び伸び動かすことが減ったこと。
昼でも夜でも一日中明るく、暗闇が少なくなったこと…などから、
人間が本来持っている目の基礎能力が低下したと考えられます。
但し、先程の問題症状はビジョントレーニングによって
改善することが可能です。
ビジョントレーニングによって目がレーダーとなり、
脳に正確な情報を伝えることができ、
視覚機能(視る力)を高めることができます。
アメリカやヨーロッパでは小学校入学時に、
視力検査だけでなくこの視覚検査も
行われているようです。
そしてこの視覚機能が上手く働いていない児童については
「オプトメトリスト」という資格を持った人が
ビジョントレーニングに当たっています。
この「オプトメトリスト」というものは、
アメリカでは100年以上歴史のある高度な専門職です。
通常の眼科での視力測定とは違い、
視覚の機能が働いているか、働かせるにはどうすれば良いかを
トレーニングしていくのです。
視力は静止した細かな像がどれだけはっきり見えているかで判断します。
視力が1.5や1.2あればしっかり見えていると安心しますね。
しかし、その見る力は目の機能のほんの一部にすぎず、
本当の意味では見えているとは限らないのです。
私たちは日常生活の中で単に物を眺めている訳ではなく、
動いているものを見ることが多いです。
動体視力という言葉はご存知だと思いますが、
視力とは目で見た情報を正確に集めそれを脳で理解し、
身体で反応していくことなのです。
だから、学習や運動、日常生活を営む上で脳や身体と連携して、
正確に物事を見極める真の意味での
「視る力(視覚力)」が重要です。
この見る力を高めるのが「ビジョントレーニング」です。
視覚力が高まると身体能力だけでなく理解力や集中力も高まります。
結果、学習能力が上がることになります。
アメリカのある少年院で問題行動を起こす子どもたちに、
ビジョントレーニングを実施した結果、
再犯率が770%→15%に激変したそうです。
つまり視覚力が、大きな影響を及ぼすということです。
ぜひ、ご家庭でも「ビジョントレーニング」を
取り組んでみてください。
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