2022.08.12
「完全記憶」を育てよう!
皆さんは、何年たっても思い出せる完全に記憶しているもの、
いくつくらいお持ちですか?
例えば小さいころ唄った童謡。
1番だけでなく、最後まで歌詞を間違えずに唄えますか?
また、一字一句思い出せる絵本はありますか?
「記憶」と一言で言っても、
一時的に記憶するものと、
いつまでも覚えている完全記憶があります。
この完全記憶が出来てくると、
記憶の質が格段に良い頭が育っていきます。
では、完全記憶を育てていくにはどうしたらよいでしょう。
それは、“くりかえし”行うことです。
親は子どもを先へ先へと進ませることが進歩であり、
成長だと思われる方も多いと思います。
「同じものばかりで飽きてしまうのではないか?」
「刺激がなくなってしまうのではないか?」
と心配される方もいます。
しかし、大切なのは基礎のくりかえしなのです。
基礎を繰り返すほど、子どもの頭の質がよくなり、
全ての学習が楽になります。
質の良い記憶を育てないまま先に進むと、
質は変わりません。
ですから、浅く広くたくさんやるよりも、
一つのことを深くやるのが良いのです。
子どもには、一つの話をくりかえし聞かせて、
子どもが完全に暗唱できるくらいまでにすると、
ものすごく記憶の良い子が育ちます。
そして、記憶の質が良くなると、理解も進むようになります。
例えば、乗り物が好きな子どもには、
乗り物の名前を覚えさせ何でも言えるようにしたり、
アニメのキャラクターが好きな子どもには、
キャラクターの名前でも良いです。
どうしても親としては、その記憶を他のところで使って欲しいと
思ってしまいますが、しばらくはそれに集中させてあげてください。
これも十分記憶のトレーニングになるからです。
子どもが好きな事でしたら自ら記憶をしたり、
楽しんで行ったりすると右脳が開いていきます。
とても理想の環境ですね。
それから完全記憶を育てるうえで忘れてはいけないのが、
アウトプットすることです。
思い出しながら言う状態では、
完全記憶とは言いません。
口をついてどんどん言葉が溢れ出てくる、
こんな状態が完全記憶と言えます。
記憶したものをどんどん言わせ、
それをもっと速く言えるように時間を短くしていきます。
半分の時間や、3分の1の時間で言えるようにしていくと
完全記憶は育っていきます。
このように完全記憶をしていくと、子
どもの頭の中で自ら記憶した情報の中に法則を見つけ、
新たに構成する力を身につけ、
そこから創造性を大きく発揮するので、
普通の子どもとは全く違う記憶の質になっていくのです。
このすばらしい頭をつくるには、残念ながら時期があります。
脳が臨界期を迎える10歳までに取り組みましょう。
この大切な時期の記憶を「体記憶」といいます。
人間の一番最初の記憶であり、体に染みついた記憶です。
心の奥底にある、無意識で覚えた記憶は、
ものすごい構成力となり、創造力となって表れてきます。
子どもにくりかえし、くりかえし入力をし、
アウトプットをまたくりかえす。
子どもの完全記憶を楽しみながら育てていきましょう!
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