2022.06.19
しつけの大切なポイント
今日はしかり方のポイントについてお話させていただきたいと思います。
しつけにおいて一番大切なことは、保護者様のその時の感情でしからないことです。
しかる基準が保護者様の気分に左右されると、お子様は早いうちから、
お母さんが怒るのか怒らないのか、という基準で物事を判断し、
保護者様の顔色を伺い行動するようになってしまいます。
ですので、保護者様は何よりもしかるという基準を持つことが大切です。
では、しかり方のポイントをお話します。
ご家庭においてのルールを決めていたのに、それが守れなかったときには、
しかるようにします。
ただし、しかり方にもポイントがあります。
①しかる時間は1分以内にする。
➁そのことだけをしかり、過去のことを持ち出さない。
③子ども自身を否定するのではなく、子どもがした行為についてしかる。
この3つがポイントです。
しかる目的は、お母様の憂さを晴らすことではありません。
お子様が次も同じ間違いをしないように、正しい行動ができるように
導くためにしかるのです。
その目的を理解して、このポイントを心に留め実践していきましょう。
それには何よりほめることが大切です。
虫がかじって穴が開いているリンゴと穴の開いていないリンゴがあります。
皆さんは、パット見た時に、どちらに目が行きますか?
人間は虫がかじったところに目が行くようになっています。
子育てもそれとよく似ています。
お子様の出来るところではなく、出来ないところに目が行ってしまうものです。
しかし、それでは子育てはなかなかうまくいきません。
不思議なもので、保護者様がお子様をマイナスに見ていると、
そのとおりに成長していくものなのです。
お子様の方もできないところを指摘されてばかりいては、
やる気や自信に繋がらないものです。
褒めるのは、些細なことで良いのです。
お子様の小さな変化を認めて、ほめてあげましょう。
例えば、お姉さんが、妹が落としたスプーンを、すぐに拾い、
新しいスプーンを持ってきてあげたら、
「お姉ちゃん、落ちたスプーンを拾って、新しいスプーンを持ってきてあげて、偉かったね」
と具体的に行動をほめるようにすることが大切です。
そうすることで、お子様も、
「お母さんはちゃんと私のことを見ていてくれた」ということが嬉しさになり、
進んで良いことをしようという気持ちにもつながります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。