2022.01.30
子どもはいつでもやる気いっぱい
子どもというものは本来学ぶことが大好きで、やる気に満ち溢れています。
身のまわりのものに興味を示し、学ぶことが大好きです。
そして自分の成長を感じることに、大きな喜びを感じます。
中でも、楽しく、また達成感が得られる取り組みは、
そんな子どもの興味とやる気を大いに引き出してくれる存在です。
しかし、子ども本来の姿が見えず、取り組みを嫌がったり、
働きかけに興味を示さなかったり、取り組んだとしても渋々だったり、
ということがあります。
「取り組みを準備したのに、嫌がって進まない」ということがあると思います。
なぜもともとのやる気いっぱいの姿が隠れてしまうのでしょうか。
多くの保護者様が、七田式の働きかけをご家庭に取り入れる時、
その取り組みを、子どもに意欲的に受け止めて欲しいと願うものでしょう。
保護者様の中にやる気いっぱいの子どもの姿があってこそ、
その環境を準備した保護者様の心も満たされます。
その願いがどうかは、親のちょっとした心がけにかかっています。
取り組みに際して、お子様のやる気を引き出すポイントは次の2つがあります。
①「お子様の心に沿った働きかけ」をする。
②「お子様の心を動かす働きかけ」をする。
では、それぞれのポイントについて、考えていきましょう。
お子様の心に沿った働きかけとは、お子様の興味のあるものや、
心からやりたいと思ったことに対して、大人が期待する以上の集中力や
関心を持って向かうものです。
そのやる気が見えないとき、それは大抵、
その取り組みがお子様の心に沿っていないのです。
つまり、親からの押し付けになってしまっているということです。
親は、子どもに「こう育ってほしい」「こういう力をつけてほしい」と願い、
そのために働きかけをするものです。
もちろん、そのこと自体は悪いことではありません。
しかし、その親の願いだけにとらわれてしまうと、ついつい
「これをやりなさい」「これを見なさい」という押し付けになりがちなのです。
その場合、子どもはやる気を示さず、嫌がることに繋がります。
親はその子どもの態度にイライラし、
「どうしてやらないの」「ちゃんとこっちを見て」と声を荒げてしまったり、
あるいはがっかりしてしまいます。
そんな親の苛立ちや落胆はお子様に伝わり、
マイナスの循環に陥ってしまうのです。
まずは「子どもの興味・関心が何にあるか」を大切にしていただきたいと思います。
来週は「お子様の心を動かす働きかけ」についてお話させていただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとございます。