2022.01.20
「子どもの心を満たす、親の関心の伝え方」とは?
子どもにとって親の関心を得ることは、
とても重要なことです。
子どもは本能的に一人では生きられないことを
知っているからです。
きょうだいで性格が違うのは、
「親の関心を引くためだ」
と言っている心理学者もいます。
もし、他の兄弟と同じ性格だったら、
親はあまり関心を示してくれません。
そこで、違う形で親にアプローチしようとして、
無意識に性格を変えているのだそうです。
親の関心によって、子どものいろいろな行動になって
現れることを理解して接してあげましょう。
忙しい毎日の中で、常に子どもに関心を向け続けることは
あんがい難しいことです。
ですが、子どもも常に関心を望んでいるわけではなく、
子どもが親に関心を持ってほしいと思った時に
それに応えてあげればよいのです。
子どもに対する強い関心があっても、
残念ながらそれが伝わっているとは限りません。
今日は関心の伝え方をお伝えしていきます。
- 気もちのフィードバック
子どもが言いたいことに対して、
「あなたは言いたいことは、こういうことなんだね」
と、親の言葉でまとめ、あなたの話を聞いていることを伝えます。
すると子どもは、自分の気持ちを理解してもらっている
と感じることができます。
まだしゃべることの出来ない赤ちゃんも、
「〇〇ちゃんうれしいね」
「おむつが気持ち悪かったね」
など、形容詞を使って気持ちを代弁して伝えてあげましょう。
- 質問してあげる
質問には、クローズクエスチョンと、オープンクエスチョンがあります。
クローズクエスチョンとは、イエスかノーで答える質問のことです。
例えば、
「旅行に行ったとき、海とホテルの中どっちが楽しかった?」
など選択方式で質問してあげましょう。
あるいは、「食べ物でおいしかったのは何?」など答えやすいもの
がよいです。
オープンクエスチョンとは、HOWに近く、
子どもが自分の意見を言えるような質問です。
「これからどうしたい?」
「今度はどんな旅行に行きたい?」
などです。
状況によって質問の仕方を使い分けましょう。
子どもが話してくれそうな時は、
できるだけオープンクエスチョンにして、
話しづらそうとか、聞いたけど答えてくれない時は、
クローズクエスチョンのように選択肢を出すとよいでしょう。
子どもが答えてくれたら、親も自分の意見を言ってあげます。
すると子どもはお父さん、お母さんが自分に興味がある、
聞いてくれていると無意識に感じとります。
親の子どもの関心を伝える努力をしていくと、
子どもは親の愛情を感じ、信頼関係が培われ、
最終的に能力を上げていくことにつながっていきます。
ぜひ正しく関心を伝えてあげてくださいね。
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