2021.07.28
「敬」の心を育てよう!
夏休みが始まりました!!
今年はまだコロナ禍ということもあり、
お家で過ごされる日が多いことでしょう。
きょうだいが一緒になると、いつも喧嘩が始まってしまう…
というご家庭も多いのではないでしょうか。
きょうだいの子育てのコツに「長幼の序」という考え方があります。
儒教における人間関係で大切な5つの徳目の1つで、
「年長者と年少者の間の秩序」ということです。
おやつは上の子から配り、お小遣いの金額は上の子を高くする、
など、年齢に応じた扱いをすることが大切だと説いています。
子どもは、このようなことにとても敏感です。
上の子は、上として敬われることで心が満たされ、
下の子に優しくできるようになります。
下の子も、上の子の次が自分の番だとわかっているので、
不満を持つことなく、また上の子が優しく接してくれるので、
きょうだいが仲良くなります。
お互いに、相手を思いやることが出来るようになるのです。
親は、手のかかる下の子をついつい優先しがちです。
得てして「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい。」
と言ってしまいますが、それでは上の子に不満がたまる一方です。
そのような不満は、下の子への嫉妬や親の取り合いとなって現れ、
きょうだいの仲を悪くしてしまいます。
また、大人でもそうであるように、きょうだいでも
「お兄ちゃんは偉いのよ。」と言っても、
実際に、下の子の目にそう映らなければ心からの尊敬は芽生えません。
上の子が、年長者としてふさわしい行動をとるには、
自分が年長者として頼りにされていると感じさせることです。
そうすることで、その自覚が生まれてきます。
日頃の親の接し方が、仲の良いきょうだい関係を築くことを
心にとどめておきましょう。
この夏休みは、「長幼の序」を意識したご家庭での環境つくりを
してみてはいかがでしょうか。
仲の良いきょうだいの姿は、お父さまお母さまを幸せにしてくれることでしょう。
楽しい夏休みをお過ごしください。
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