2021.07.26
子育て三種の神器[愛・厳しさ・信頼]で子どもと接しよう!
親ならば誰しもわが子のことを思い子育てをしています。
しかし今の時代は、核家族化がすすみ、
少子化の時代でお父さん、お母さんが子育てに奮闘している
時代です。
少し前の時代では、兄弟親戚がたくさんいた中に育ち、
自然と人との関わり方など学んでいたものです。
そしてその関わり方が、自分が親になったとき、
その経験がいかされてもいました。
でも、現代では少し様子が違ってきています。
今回は、お父様お母様が子育てをしていく中で、
おさえていただきたい三種の神器についてです。
七田教育句の創始者、故七田校長先生は、
非行少年の保護観察官をしていたことがありました。
そんな非行少年の共通するところは、
この三種の神器が家庭になかった、
またはお子さんが感じることができなかったところだそうです。
三種の神器とは、
[愛・厳しさ・信頼]の三つです。
一つ目の「愛」は両親が子どもへの愛をきちんと伝えることです。
しかし、親のほうは伝えているつもりでも
子どもは親の愛を正しく受け取っていない、
という問題があります。
そのために、子どもを抱きしめ心から愛を伝える言葉と
態度で示す必要があります。
親からたっぷりの愛情で育った子どもは、
自分のことの大好きで、自己肯定感に溢れ、
他人にも愛を向けられる優しい心が育ちます。
「自分のことが好き!」
自己肯定感が世界の国に比べると日本の子どもたちは低いと言われています。
韓国、アメリカ、ヨーロッパの国々では、
「自分のことが好きですか?」という問いに、
「はい」と答える子どもが多いのですが、
日本は「好きではない」と回答する子どもが多いです。
日本の文化は相手を立てる文化です。
子どものことをほめられても、
「いえいえ、そんなことないですよ」など謙遜してはいませんか?
子どもが見ている前では、
「ありがとうございます。そうなんですよ」と、
一緒にほめてあげると自己肯定感が高まります。
また、夜寝る前に
「あなたのことが大好き、生まれてきてくれてありがとう!
〇〇くんは、お母さんの宝物だよ。いつも一緒にいれて幸せ!」
と言ってください。
生まれてきてくれたことの感謝、生きていることの幸せを伝えましょう。
二つ目は「厳しさ」です。
子育てにおいて、愛情をたくさんあげることと言うのは、
何でも子どもの言う通りにする、甘やかせるのとは違います。
時に、厳しさも必要です。
子どもに自己コントロールができるようにしていかなければなりません。
3歳までに忍耐力や自分の感情を抑える力が育っていないといけないのです。
忍耐力や我慢の気持ちを育てるのは、実は0歳からなのです。
赤ちゃんが泣くがままにだっこをして、ミルクをあげてという
ご家庭が多いと思いますが、泣き止んでから抱っこをするという流れを
記憶すれば、自然と我慢ができるようになっていくのです。
また、家にルールがあることで、無用な母子トラブルがなくなります。
ルールをしっかりと作りましょう。
そしてルールを破ってしまったときは、しっかりと叱ることが大切です。
その際、叱る時間は1分以内、そのことだけを叱るようにしましょう。
子どもの間違った行為を叱る、人格を傷つけるようなことは言わないことが重要です。
きちんとした厳しさの中育った子どもは、社会に出てからも、
自分の悪かったことは素直に悪かったと反省できる子どもに育ちます。
冒頭お話した非行に走ってしまった子どもの中には、
溺愛で育てられた、我慢することを教わらなかった子どもが多くいます。
感情を自己コントロールできることは、社会性生活に欠かせないものです。
三つ目は「信頼」です。
母と子の信頼関係を築くことが何より大切です。
母子一体化、幼児の時期はお母さんとの絆を作りましょう。
そうすることで、子どもは安心し、一歩一歩強く大きく成長していきます。
なぜなら、子どもは安心することで、他のことに集中ができるのです。
お父さん、お母さんとの信頼関係がなく、子どもが安心できない、
不安を抱えていると、当然、他のことに集中することなんてできません。
信頼を作っていくには、ちょっとしたお手伝いを頼むのがコツです。
幼児の時期は、お父さん、お母さんから頼まれると、
一生懸命お手伝いをします。
お手伝いをすると、お父さんお母さんが喜んでくれる、
だから子どもはお手伝いをしてくれます。
そして、お手伝いを終えたときは、たくさんほめてあげてましょう。
「〇〇くんが、お手伝いしてくれたから、お母さん助かったよ。ありがとう」
というように、ほめてあげましょう。
子育ては、親育ちとも言います。
子どもと一緒に親も学んでいくことが、たくさんあります。
[愛・厳しさ・信頼]で、子どもと接しながら、楽しく子育てを
していきましょう。
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