1. 教育の目指すものとは?

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2021.07.13

教育の目指すものとは?

教育の目指すものとは?

 

人間の脳には、計り知れない可能性があります。

その性能にはスーパーコンピューターもかないません。

しかし、脳はあくまでも"器"であり、"ハード"です。

そこに正しい"ソフト"を入れることによって、

初めてその真価が発揮されます。

そのソフトの役割を果たすのが教育です。

『論語』の中にも、このような言葉があります。

「子曰く、教えありて類なし」

その意味は、

「人は教育、学習によって差はできるが、

生まれつきによる差はない」です。

また、孔子は「性、相近し。習いて相遠し」
(人間は、生まれ持った本性、能力に大した差はないが、
その後の学問、習慣で、とても大きな差ができるのだ)

とも言っています。

 

教育には、2つの側面があります。

1つは知識を身に付けるということ。

基本的な知識を身に付けることで、

更に高度な知識を身に付けることができます。

そして、もう1つは人間性の向上です。

人として生まれてきた意味に気づき、

自分の可能性を見出しそれを磨くことで、

社会の中で活かされる存在になります。

しかし、現代の教育は知識の習得ばかりに目が向けられて、

もう一方の人間性の向上がなおざりにされています。

客観的に判断できるテストの点数や成績の高さでは、

本当の人間としての価値は測れません。

教育の目指すところは、

国や社会を構成する人の一人一人が、

自分の能力を最大限に活かして社会に貢献することなのです。

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