1. 「地球全体を考える」

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2021.07.12

「地球全体を考える」

「地球全体を考える」

木々の緑が濃くなってきました。自然の生命力を感じる季節です。

皆様は「渡良瀬遊水地」をご存知でしょうか。

群馬、栃木、埼玉、茨城の4県にまたがる日本最大級の遊水地で、

広大な湿地に貴重な動植物が数多く確認されています。

平成24年には、「ラムサール条約」に登録されました。

「ラムサール条約」とは、

正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」とし、

1971年イランのラムサールで採択されました。

水鳥の他、そこに生息・生育する動植物の環境を、

幅広く保全・再生しながら、そこから得られる恵みを

持続的かつ適正に利用していくことを目的としています。

栃木県小山市は、この春渡良瀬遊水地で、

国の特別天然記念物のコウノトリの産卵・孵化を確認したと発表しました。

ヒナには名前が付けられ、健やかな成長に期待が高まっています。

 

七田式の小学部では、1年生から全学年「環境学」の取り組みを行っています。

ゴミの問題の実態を知ったり、食物連鎖や、オゾン層と紫外線の関係など、

様々な角度から「環境学」を学んいます。

そして必ず、自分たちが環境に対してできることを考え、

自分たちの意見を発表してもらいます。

「ゴミを減らすためにリサイクルする」

「地域のごみ拾いに参加する」

「省エネする」

「なるべく地産地消する」など、いつも頼もしい意見が出ます。

 

先日の高学年の「人間学」の取り組みでは、世界初宇宙遊泳を行った、

宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフについて学びました。

「もし地球と言葉で話すことができたら、地球に何を伝えたいですか」

という質問に対し、「環境学」で学んだことを踏まえて

発表する生徒がほとんどでした。

「地球温暖化をストップさせるから待っててね」

「ゴミが出ない製品開発をするから、きれいな空気と水を無くさないでね」

「世界の人々に環境のことを伝えるからね」

「人間だけではなく、絶滅危惧種も生きられるような地球にするからね」

など、自分だけ、人間だけを守ってほしいという考え方は一つもなく、

地球全体の未来をしっかり考えてくれていて、

本当に素晴らしい、まさに豊かな心が育っていると感心しました。

 

渡良瀬遊水地には、野鳥などの生物の観測や観察の他、

様々な屋外スポーツエリアや、アスレチックなどの遊具もあり、

ご家族で楽しめる場所です。

また、大規模なヨシ焼や熱気球レースが行われてもいます。

ぜひ広大な自然に触れ、

環境についてお子様と話し合う機会を持ってはいかがでしょうか。

 

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