2021.06.27
親子の絆は信頼で育つもの
親子の絆とは、お子様が初めて体験する人とのつながりです。
それをうまく築くことで、お子様は自分に自信を持ち、
他の人たちとも上手につながりを作っていくことができます。
お子様の心を認めて受け入れ、一人の人間として接することで、
親子の絆を深めていきましょう。
ではどのようにしたら、親子の絆は深まるのでしょうか?
「親子だから、言葉に出さなくてもわかるはず」
「言わなくとも、子どもはきっと理解してくれるはず」
そのように思い、お子様への接し方をおざなりにしていないでしょうか?
血がつながっているからと言って、心までもが自然につながるものではありません。
意識せずに過ごしていると、子育ての大切なポイントを見落として、
ある日突然、子どもの思いがけない行動にとまどったり、悩んだり、
ということも起きてきます。
そうならないために、子どもの気持ちを考えた、「認める子育て」が大切です。
まず、「認める子育て」とは、「子どもも一人の人間」として接することです。
お子様は親の所有物だったり、親よりも低い存在ではありません。
親とは別の人格を持ったり、対等な人間だと認識しましょう。
そのために常に心掛けて頂きたい言葉があります。
「ありがとう」「ごめんなさい」といった当たり前の言葉がけです。
お子様に対してきちんと言うことが大切です。
次に、「子どもの言い分や考えを受け入れ、分かち合い、親と子で一緒に考える」ことです。
人間は自分の言いたいことを否定されると、自己主張ができないお子様が育ちます。
「受容・共感・一緒」を大切にし、お子様の言いたいことをきちんと
くみ取りましょう。
「受容」とは、相手を受け入れるということです。
子どもの話を最後まで聞く姿勢で接します。
「共感」とは、相手と同じ気持ちになるということです。
「そうだね」「なるほど」など「パパは(ママは)あなたを受け入れているよ」
ということを常に言葉に出して伝えましょう。
「一緒」とは、心と行動を共にするということです。
解決策をお子様と一緒に考えたり、行動することが大切です。
最後は、感動を表現することです。
お子様ができるようになったこと、してくれたこと、一つひとつに
「すごいね」と喜びを表現しましょう。
保護者様がお子様の心を考えずに接すると、お子様は、
①親の愛を感じられない。
②親が自分をないがしろにしている。
③自分に自信がなく、消極的になる。
と、感じるのです。
このような言葉があります。
「お子様は神様からの大切な授かりものです。」
子どもも大人も一人ひとりが尊敬すべき大事な存在です。
「大人だから」「子どもだから」と考えるのではなく、
自分と対等な存在として考え、一つひとつの成長や行動を喜び、
親子の絆を深めて頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。