2020.12.27
年齢別しつけのポイント
今日は年齢別のしつけのポイントを、お話させていただきたいと思います。
0歳から1歳の間に性格の基礎は決まります。
この時期に重要なことは、お子様を抱きしめスキンシップをはかることです。
お子様の生理的欲求を満たすことで、心を安定することができるからです。
この時期に保護者様ができるだけ手をかけて、快適な生活を過ごすことが
できたかどうかで、お子様の性格形成の第一歩が決まります。
お子様を心理的に安定させるためには、まずは、生理的に安定させること、
抱っこし、落ち着いた雰囲気で授乳することが大切です。
お子様を安定させるためには抱き方にもポイントがあります。
お子様と視線を合わせながら授乳をしましょう。
時間を決めることにはこだわらず、自然な授乳が効果的です。
0歳から1歳は性格の基礎を築く大切な時期です。
できるだけ手をかけ、お子さまを精神的に安定させてあげましょう。
次は1歳児のポイントです。
1歳になるとお子様は、歩くことを覚え、歩き回る時期になります。
自分自身で移動できるようになると、心身も大きく成長します。
何にでも興味を持つ実験探求心と言われる時期です。
この時期は「ダメ」「いけない」と止めずに、何でも実験させてあげましょう。
何もさせないと、欲求不満になり、やる気のない子や反抗的な子どもに育ってしまいます。
最近目にするのは、ベビーサークルの中にいる子どもです。
ベビーサークルの中はすぐに飽きてしまうので、
広いところに出して行動させるようにしましょう。
また、おんぶも気を付けて行いましょう。
おんぶはお子様の気持ちを安定させる大切なことですが、
歩き始めの1歳児の行動的な意欲、やる気を育てるチャンスが失われてしまうからです。
1歳児は何でも自分でやりたい時期です。
手づかみで食べようとしたら、こぼしても、自分で食べさせるようにしましょう。
そのころからスプーンの訓練も始めましょう。
毎日の食事をいかにさせるかが、お子様の意欲に大きく影響します。
1歳児はまだ、遊び食べが自然です。
遊びがひどくなったら、「ごちそうさま」で締めくくるとよいでしょう。
1歳児は小食なので、一度に食べさせようとせず、1日5回食(3時間おき)が良いです。
おやつは与えないようにしましょう。
この時期にお菓子の味を覚えさせてしまうと、おやつばかりを欲しがり、
ご飯を食べなくなるからです。
また、1歳を過ぎると、お子様は保護者様の真似をしたくなります。
鉛筆を持ちたがるようになるのもこの時期です。
その時は鉛筆を与え、なぐり書きを始めましょう。
なぐり書きは創造的な意欲の第一歩です。
また、1歳児は甘えん坊の時期でもあります。
十分に愛すると共に、1歳児の行動的な意欲を損なわないように育てていきましょう。
来週は2歳児さんからのポイントをお話させていただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。