2020.11.05
右脳教育ってどんな教育?②
本日も、昨日の続きで右脳教育についてお話ししていきます。
右脳の様々なチカラの中で、直観像(写真記憶)についてお話ししました。
では、この直観像(写真記憶)も含めて、右脳のチカラを引き出すには、
そして、そのチカラを維持するにはどうすれば良いのでしょうか。
それについてお話しをする前に、
まず右脳の機能についておさえておきましょう。
右脳には4つの機能があります。
この4つの機能がスムーズに連動することで、
いろいろなチカラを発揮していきます。
❶共振共鳴機能
万物全てのもの、色、音といったものも、すべて振動しています。
その振動数に共振し、共鳴できるのが右脳の大きな機能の一つです。
分かりやすくお伝えすると、音楽の授業で音叉を使って音の高さを
合わせるということをしたかたもおられると思います。
一定の周波数が出る音叉を2つ用意し、一方の音を鳴らすと、
離れているもう一方の音叉も音が鳴るというもの。
これは空気中を音の振動が伝わり、共振して共鳴するのです。
ラジオのチューニングを合わせると番組が聴けるのと同じです。
では、右脳の共振共鳴とはどういうことなのでしょう?
例えば、子どもの様子や体調が言葉や顔色を見なくとも、
なんとなくいつもと違うかな?と感じられることがあると思います。
まさに、子どもの気持ちや状態に共振共鳴しているわけです。
❷イメージ化機能
共振共鳴して感じ取った情報をイメージ化する機能です。
例えるなら、テレビのスクリーンに映像が映し出されるのと同じように、
情報をキャッチして、イメージできることです。
❸高速大量記憶機能
右脳は、高速で働きかけることで、そのチカラを発揮し、
大量の情報を記憶できる機能があります。
左脳は、一つ一つ順序立てて情報を理解していくため直列的に機能するのに対して、
右脳は、全体を一つのものとして捉え、並列処理できる機能を有します。
例えば、文章でも、絵画でも、左脳は一つ一つ順々に追っていくので低速リズムですが、
右脳は、それを一つとしてイメージ化して処理するため高速リズムです。
つまり、瞬間的に情報をキャッチできる機能です。
❹高速自動処理機能
右脳は、入れられたたくさんの情報を、自動的に法則性をみつけ、
処理する機能があります。
ドッツという取組みを行っていくことで、コンピュータ計算能力が育つのは、
この自動処理機能があるからです。
そのためには、高速で大量に情報を入力する必要があります。
入力を繰り返し行っていくことで、いつのまにか処理できる機能です。
このように、右脳には4つの大きな機能があります。
この機能が働くことで、先にお話しした直観像(写真記憶)ができるのです。
では、それを働かせるにはどうすれば良いか?
右脳が働きやすい環境、状態であること、つまり大前提はリラックスした状態であること。
よく、お風呂の湯船に浸って、心地よい状態でいると、突然アイデアが閃いたりする、
というのは、まさにそういう状態だからです。
そして、右脳の特性に働きかけるため、高速で大量に入力を繰り返すことが大切です。
そのとき、重要なことは、記憶、理解を求めない事。
ただ、ひたすら事実だけを正確に繰り返し入力していくこと。
それによって右脳のチカラを引き出すことができるのです。
そして、そのチカラを定着させるためには、出力に結び付ける事、
出力=左脳へと結び付けることで、能力として定着をはかることができるのです。
実は、七田式教育というのは、右脳への教育を行っていますが、
右脳のチカラを引き出し、左脳に結び付ける、
右脳、左脳が連携して能力を発揮できる、
両脳へ働きかける、全脳教育なのです。
右脳のチカラは幼少期にこそ引き出しやすく、
そして、左脳と結び付けることで能力を育て、
大人になってもそのチカラを発揮することができます。
ぜひ、ご家庭で様々な取組みをして、
子どもたちの生来持っているチカラを引き出し、
そして育てていきましょう。
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