2020.09.20
考える力を育てましょう
今日は考える力の重要性を、お話させていただきたいと思います。
お子様の考える力は年齢が上がるにつれて、自然と身につくものと思いますか?
それは違います。
考える力は自然と身につくものではなく、周りの大人が与える影響によって芽が出、
伸びるものなのです。
考える力を育てる働きかけを多くの保護者様に、
是非ともご理解いただけたらと思います。
世界には2つの教育の流れがあります。
一つは先生が生徒に知識を教える、従来のタイプの教えることを重視する教育です。
もう一つは生徒たち自身が自分たちで学ぶこと、考えることを身につけさせる教育です。
これまでの教育目標では、知識の獲得に力を入れすぎて、お子様の創造性、
批判的思考力といったほかの重要な面を犠牲にしているのではないかと反省が行われ、
「新しい知識を生み出し、知識に基づき塾考し、比較し、判断し、
仮定する能力を生み出すこと」に重点が置かれる授業内容になったのです。
従来型の知識を詰め込む学習方法は、自分で考えることができない子どもを
生み出してしまいました。
そのことからも、新しい方向に世界の教育観が変わってきました。
お子様の能力を高めるためには勉強することはとても大切なことです。
しかし、最も大切といえるのは、ご家庭での教育です。
何より保護者様の関わり方が重要です。
親子での対話を心がけることから始めましょう。
①できるだけ親子で話をしながら食事を摂ることを心がける。
➁新聞やニュースを見ながら世の中の出来事や、仕組みについて会話をする。
③叱ることよりもほめることを意識し、お子様の力を信頼し育てる。
④テレビゲームやパソコンの時間を制限する。
⑤お子様の夢や特技について語り合う。
これらのことが大切です。
まずは親子の対話を重視しましょう。
考える力を育てるには何よりも読書量が重要です。
読書量の多い子どもほど、抽象的思考ができ、優れた思考力を持っています。
読書量が少ないのに、いくら考える力を育てるトレーニングをしても、
それでは実りが少なくなってしまいます。
小手先だけのトレーニングでは、考える力は大して育たないからです。
考える力が良く育つのは、多くの本を読むことです。
そして、作文を書くことです。
読書量が人より多いほど、優れた作文を書く思考力が高いのです。
思考力とは小さなころからの読書週間が大きくものを言います。
思考力、作文力は語彙力が基本です。
お子様の語彙力を豊かにし、考える力を育てて頂きたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。